Published at2023年2月18日
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この記事では、富士フィルム(ゼロックス)複合機「Apeos Cシリーズ」のリース料金相場をお伝えします。
2021年4月、富士ゼロックスは「ゼロックス」からの脱却を図り、富士フイルムビジネスイノベーションとしてスタートしました。
遠隔での保守サポートを取り入れ、保守拠点数をぐっと絞って営業益を確保する方向へシフトしましたが、当サイト独自アンケート調査結果によると、富士フイルム(ゼロックス)の保守品質は相変わらず高評価!
北村豊貴
従来の「品質は良いけど高いゼロックス」から「品質が良く、お手頃価格の富士フイルム」へと変貌を遂げています。
今回は、富士フイルム(ゼロックス)複合機のリース料金相場をご紹介するとともに、当サイトが独自に収集したApeosシリーズのリース料金事例を公開いたします。
| この記事の監修者 北村 豊貴 Atsuki Kitamura ![]() |
OA機器販売店で複合機営業を担当し、中小企業から大手法人まで数百社以上の契約・導入を経験。 業界の課題解決を志し、2023年「コピー機価格診断ドットコム」の立ち上げを機に、見積診断や価格交渉を開始。 これまでに累計140社の価格診断を実施(2025年9月現在)。営業現場で培った実務ノウハウと、金融・OA機器メディアでの執筆実績を基に、透明性あるコピー機導入とコスト削減を支援している。 |
目次
まずは富士フイルム(ゼロックス)Apeos Cシリーズ各機種のリース料金相場を、同型機平均と比較します。なお、ここではリース期間を標準的な5年と仮定します。
| Apeos C2061(Model-P-1T) | Apeos C2061(Model-PFS-1T) | |
| 月額リース料金相場 | 約11,100円/月 | 約16,000円/月 |
Apeos C2061は20枚機。月間印刷枚数が2000枚以下の事業者向けです。
Apeos C2061には2モデルあります。プリント・コピー機能のみのApeos C2061(Model-P-1T)のリース料金相場は11,100円/月程度。スキャンやFAX機能のついたApeos C2061(Model-PFS-1T) のリース料金相場は、約16,000円/月です。
| Apeos C2561
※全3モデル |
|
| 月額リース料金相場 | 約18,100円~21,100円/月 |
Apeos C2561は25枚機。こちらも月間印刷枚数が2,000枚以下の事業所向けコピー機です。
Apeos C2561には合計3モデルあります。その中で最も安いApeos C2561(Model-PFS-1T)のリース料金相場は、約18,100円/月です。4段トレイで1パス自動両面印刷機能のついたApeos C2561(Model-PFS-4T)の月額リース料金相場は、21,100円/月と2万円を超えます。
| Apeos C2571(Model-P) | Apeos C2571(Model-PFS) | |
| 月額リース料金相場 | 約18,400円/月 | 約26,700円/月 |
Apeos C2571シリーズは25枚機。月間印刷枚数が3000枚程度の事業者向けコピー機です。
Apeos C2571には2モデルあります。プリント・コピー機能のみのApeos C2571(Model-P)リース料金相場は、約18,400円/月です。FAXやスキャン機能のついたApeos C2571(Model-PFS) リース料金相場は、約26,700円/月とModel-Pより約8,000円ほど高くなります。
| Apeos C3061(Model-PFS-4T) | Apeos C3067(Model-PFS-4T) | |
| 月額リース料金相場 | 約22,000円/月 | 約24,100円/月 |
Apeos C3061/C3067は30枚機です。月間印刷枚数4,500枚程度の事業所におすすめできます。
いずれもコピー・プリント・FAX・スキャンといった基本機能が標準搭載されており、Apeos C3061(Model-PFS-4T)のリース料金相場は、約22,000円/月です。10.1インチの操作パネルなどがついた上位モデルであるApeos C3067(Model-PFS-4T)の リース料金相場は、約24,100円/月でしょう。
| Apeos C3571(Model-P) | Apeos C3571(Model-PFS) | |
| 月額リース料金相場 | 約23,000円/月 | 約31,300円/月 |
Apeos C3571は35枚機。月間印刷枚数6,000枚程度の事業者におすすめのコピー機です。
Apeos C3571には2モデルあります。プリント・コピー機能のみのApeos C3571(Model-P)のリース料金相場は、約23,000円/月程度です。FAXやスキャン機能がついたApeos C3571(Model-PFS)は約31,300円/月程度でしょう。
| Apeos C4571(Model-PFS) | Apeos C4571(Model-PFS-C) | |
| 月額リース料金相場 | 約36,200円/月 | 約39,500円/月 |
45枚機のApeos C4571は、間印刷枚数10,000枚程度の事業所におすすめのコピー機です。
Apeos C4571には2モデルあります。いずれもコピー・プリント・FAX・スキャンといった基本機能が標準搭載されています。リース料金相場は、Apeos C4571(Model-PFS)が約36,200円/月。Apeos C4571(Model-PFS-C)が約39,500円/月です。
| Apeos C5571(Model-PFS) | Apeos C5571(Model-PFS-C) | Apeos C5571(Model-PFS-2TS) | |
| 月額リース料金相場 | 約41,200円/月 | 約44,400円/月 | 約39,500円/月 |
55枚機のApeos C5571は、月間印刷枚数が2万枚以下の事業所におすすめのコピー機です。
Apeos C5571には3モデルあり、全てにコピー・プリント・FAX・スキャンといった基本機能が標準搭載されています。Apeos C5571モデルの中で最もリース料金が安いのは2段トレイのModel-PFS-2TSで、約39,500円/月です。ADFの給紙枚数が増えるとリース料金相場は4万円の大台に乗ります。
| Apeos C6571(Model-PFS-C) | Apeos C6580 | |
| 月額リース料金相場 | 約55,500円/月 | 約52,700円/月 |
富士フイルム(ゼロックス)の65枚機には2種類あります。まずはApeos C6571。こちらは、コピー機の基本機能を網羅しており、1パス両面自動印刷機能も付帯します。高速機でかつ、機能も充実しているため、リース料金相場は約55,500円/月程度。
富士フイルム(ゼロックス)複合機のもう一つの65枚機Apeos C6580は、FAX機能がついていません。自動両面印刷も1パス対応ではありませんが、連続印刷機能が優れています。65枚機の場合、月間印刷枚数2.5万枚を想定していますが、Apeos C6580なら3万枚弱の月間印刷枚数でも耐えうるでしょう。ただハイスペックな分、リース料金は非常に高く、約52,700円/月程度です。
| Apeos C7071(Model-PFS-C) | Apeos C7580 | Apeos C8180 | |
| 月額リース料金相場 | 約58,900円/月 | 約59,300円/月 | 約64,000円/月 |
2.5万枚以上の大量印刷をされる事業所には、Apeos C7071、もしくはApeos C7580、Apeos C8180がおすすめです。
Apeos C7071のリース料金相場は、約58,900円/月。Apeos C7580のリース料金相場は約59,300円/月、Apeos C8180のリース料金相場は約64,000円/月です。
北村
宇宙人
北村
ここまで富士フイルム(ゼロックス)複合機のリース料金相場を確認しました。ここからは富士フイルム(ゼロックス)複合機のリース料金相場について分析します。
高品質が売りの富士フイルム(ゼロックス)複合機は、全体でみると平均より高価格です。ただし、印刷速度によっては他社を含めた同型機と同等レベルの機種もありました。
富士フイルム(ゼロックス)コピー機の35枚機までの低速機では、他メーカーの平均以下か同程度の価格帯のモデルが用意されています。
一方、45枚機以上の中・高速機については全てのモデルでリース料金相場が平均値を超えています。
北村豊貴
高品質な富士フイルム(ゼロックス)の高速機を安く導入するコツは、上手く値引き交渉することです。

富士フイルム(ゼロックス)とリース料金相場がほぼ同じメーカーは、キヤノンもしくは、リコーです。
もちろん機種にもよりますが、特に、富士フイルム(ゼロックス)と画質や保守でいい勝負ができるといわれているのがキヤノンです。キヤノン製品の中には、富士フイルム(ゼロックス)よりもリース料金相場が安い商品も複数ありますので、比較検討してみましょう。>>>詳しくは、「キヤノン複合機」記事参照
リコーも保守では富士フイルム(ゼロックス)に劣らないと言われます。リコーは保守拠点数が全メーカーの中で最も多く、地方に拠点を置く企業におすすめです。ただ、画質に関しては富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンとは比較にならないと言われていますので、印字レベルに強いこだわりはない企業に向いています。>>>詳しくは、リコー複合機記事参照
富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンの画質レベルを求めるなら、コニカミノルタもおすすめです。コニカミノルタ複合機は、富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンより購入しやすい価格帯で、リース料金相場も安いでしょう。ただし、保守に関しては若干不安が残りますので、よく検討しましょう。>>>詳しくは、コニカミノルタ複合機記事参照
価格交渉をしない場合、基本的には全てのメーカーが富士フイルム(ゼロックス)より安いと言えます。その中でも特に格安なのは、京セラです。
京セラ複合機は「爆安メーカー」と謳われるほど、リース料金そしてカウンター料金ともに激安。一例として25枚機のリース料金相場を比較してみましょう。
▼富士フイルム(ゼロックス)Apeos C2571と京セラTASKalfa MZ2501ciのリース料金相場を比較
| メーカー | 商品名 | モデル名 | リース料金相場 |
| 富士フイルム(ゼロックス) | Apeos C2571 | Model-P | 約18,400円/月 |
| Model-PFS | 約26,700円/月 | ||
| 京セラ | TASKalfa MZ2501ci | - | 約15,900円/月 |
Apeos C2571のリース料金相場は、約18,400円/月もしくは約26,700円/月ですが、京セラTASKalfa MZ2501ciのリース料金相場は約15,900円/月です。TASKalfa MZ2501ciのリース料金相場は交渉次第で1万円を切ることもあります。
カウンター料金とは、「カラー1枚10円、モノクロ1枚0.1円」のように、印刷するごとにかかる費用のことです。カウンター料金を支払うことにより、保守費用が無料になります。
カウンター料金はコピー機・複合機のランニングコストとなるため、リース料金とともにしっかりと金額を確認しておくことが大切です。
カウンター料金には定価がありませんが、メーカーによってある程度の相場があります。富士フイルム(ゼロックス)複合機のカウンター料金相場は、モノクロ1.2円、カラー12円です。
北村
【コピー機価格診断ドットコム提携店のカウンター料金】
※設置地域によっては、上記価格では出せない場合もあります
カウンター料金は一般的に、「印刷枚数が多い」場合や「保守拠点からの距離が近い」場合、また「支店を多くもつ企業」の場合は、安く設定されることが多いよう。条件に当てはまる場合は、しっかり業者と交渉してみましょう。カウンター料金の値下げ交渉術については、こちらの記事をご参照ください。
北村
今回は、富士フイルム(ゼロックス)複合機のリース料金相場を他社複合機と比較しました。
北村豊貴
当サイトでも富士フイルム(ゼロックス)複合機の相見積を受け付けております。ぜひお問合せください。

最後に当サイト「コピー機価格診断ドットコム」をご紹介します。コピー機価格診断ドットコムでは、お客様が販売店と直接やり取りする必要はありません。
まずお客様からお問い合わせをいただくと、当サイトが提携している複数の販売店に見積を依頼します。その中から安い販売店の見積書を取り寄せ、メールにてお客様へお届けします。
ご利用のメリット
また、お客様の許可なく販売店にお客様の連絡先(電話番号、メールアドレス)を伝えることはございませんので、販売店からしつこい営業を受ける心配はありません。
コピー機導入にかかるコストを抑えたい方に、安心してご利用いただけるサービスです。
当サイトのサービス内容については「コピー機価格診断ドットコムとは?」記事もご参照ください。
なお当サイトでは、現在ご利用中の複合機リース料金&カウンター料金が適正価格かどうか無料で診断いたします。「コスト見直しのきっかけ」「ぼったくり商法の回避」にもつながりますので、ぜひお気軽にご相談ください。