この記事では、キヤノンの複合機・コピー機『iR-ADVシリーズ』のリース料金相場を比較します。
キヤノンは日本の複合機・コピー機業界においてトップシェアを誇るメーカーです。キヤノン複合機は高機能・高品質であることから、多くのユーザーに支持されています。
ただその分、価格はやや高額であるといわれていますが、実際のリース料金相場はどの程度なのでしょうか?
今回はキヤノン複合機・コピー機のリース料金相場をご紹介するとともに、当サイトが独自に収集したiR-ADV DXシリーズのリース料金事例を公開いたします。
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まずはiR-ADV DXシリーズのリース料金相場を、同型機平均と比較します。なお、ここではリース期間を標準的な5年と仮定します。
iR-ADV DX C3826F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約15,000円/月 | 約15,000円/月 |
iR-ADV DX C3826Fは26枚機。月間印刷枚数が3,000枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C3826FにはFAXが標準でついています。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は15,000円/月ですので、iR-ADV DX C3826Fは他社同型機と同程度の金額であるといえます。
iR-ADV DX C3830F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約19,000円/月 | 約18,000円/月 |
iR-ADV DX C3830Fは30枚機。月間印刷枚数が4,500枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C3830F にはFAXが標準でついています。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は18,000円/月ですので、iR-ADV DX C3830Fは他社同型機よりも若干高いといえます。
iR-ADV DX C3835F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約20,000円/月 | 約21,000円/月 |
iR-ADV DX C3835Fは35枚機。月間印刷枚数が6,000枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C3835FにはFAXが標準でついています。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は21,000円/月ですので、iR-ADV DX C3835Fは他社同型機よりも若干安いといえます。
iR-ADV DX C5840F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約24,000円/月 | 約21,000円/月 |
iR-ADV DX C5840Fは40枚機。月間印刷枚数が10,000枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C5840FにはFAXが標準でついています。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は21,000円/月ですので、iR-ADV DX C5840Fは他社同型機よりも高いといえます。
iR-ADV DX C5850F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約28,000円/月 | 約24,000円/月 |
iR-ADV DX C5850Fは50枚機。月間印刷枚数が15,000枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C5850FにはFAXが標準でついています。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は24,000円/月ですので、iR-ADV DX C5850Fは他社同型機よりも高いといえます。
iR-ADV DX C5860F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約30,000円/月 | 約29,000円/月 |
iR-ADV DX C5860Fは60枚機。月間印刷枚数が20,000枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C5860FにはFAXが標準でついています。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は29,000円/月ですので、iR-ADV DX C5860Fは他社同型機よりも若干高いといえます。
iR-ADV DX C7765 | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約34,000円/月 | 約37,000円/月 |
iR-ADV DX C7765は65枚機。月間印刷枚数が20,000~25,000枚程度の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C7765にはFAXが搭載されていません。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は37,000円/月ですので、iR-ADV DX C7765は他社同型機よりも安いといえます。
iR-ADV DX C5870F | iR-ADV DX C7770F | iR-ADV DX C7780F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約34,000円/月 | 約37,000円/月 | 約43,000円/月 | 約46,000円/月 |
iR-ADV DX C5870F/C7770/C7780は70~80枚機。月間印刷枚数が25,000枚以上の事業者向けコピー機です。
iR-ADV DX C5870FにはFAXが標準でついていますが、iR-ADV DX C7770/C7780にはついていません。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は46,000円/月ですので、iR-ADV DX C5870F/C7770/C7780は他社同型機よりも全体的に安いといえます。
ここまでキヤノン複合機のリース料金相場を確認し、他メーカーも含めた同型機種のリース料金相場と比較してきました。ここからはキヤノン複合機のリース料金相場について上記の表をもとに分析します。
複合機のリース料金は、主に印刷速度に影響を受けます。また、メーカーによっては「低速機は安いけど、高速機は高い」など機種のスペックによって値段の差がある場合も。
キヤノン複合機・コピー機の場合、どのスペックの機種でも平均リース料金相場より若干高めであり、他社と比較して「安い」と言える機種はありません。
低速・中速・高速ごとに確認してみましょう。まず低速機・中速機では、価格が標準もしくは高めに設定されています。その分、品質は折り紙つきです。また、他メーカーでは標準搭載されていないFAX機も標準搭載されています。
一方で高速機は、他社複合機のリース料金相場よりも安い価格帯に設定されています。
なお、相見積もりをとってうまく値引き交渉すれば、上記のリース料金相場よりも安い価格を引き出せる可能性もあります。ぜひご相談ください。
キヤノンとリース料金相場がほぼ同じなのは、富士フイルム(ゼロックス)もしくはリコーです。
機種によって価格帯は異なりますが、特に富士フイルム(ゼロックス)はキヤノンと機種の特徴や価格帯が似ています。一定レベルの印刷品質を求めるなら、キヤノンか富士フイルム(ゼロックス)の二択になるでしょう。>>>詳しくは、富士フイルム(ゼロックス)複合機記事参照
リコーの場合、機種自体のスペックはキヤノンに劣りますが、保守拠点数は全てのメーカーの中で最も多く、機動力に優れます。もちろん、キヤノンや富士フイルム(ゼロックス)も保守力は高いと評価されていますが、県庁所在地から距離のある場所に事業所を構えている場合は、リコーのような保守拠点が多いメーカーが安心です。>>>詳しくは、リコー複合機記事参照
キヤノンよりも、さらに格安なのが京セラです。
京セラ複合機は「爆安メーカー」と謳われるほど、リース料金そしてカウンター料金ともに激安。一例として35枚機のリース料金相場を比較してみましょう。
iR-ADV DX C3835F | TASKalfa 3554ci(京セラ) | |
月額リース料金相場 | 約20,000円/月 | 約14,000円/月 |
京セラ複合機の場合、相見積もりをとることで上記のリース料金相場よりもぐっと安くなる可能性があります。詳しくはお問合せください。
ここまでキヤノン複合機の一般的なリース料金相場についてお伝えしてきましたが、ここからは当サイトに寄せられた事例を3つ紹介いたします。
相場と同額の事例もあれば、相場よりもかなり安い事例もあります。確認してみましょう。
まずはK社様からいただいた事例をご紹介します。相場並みのリース料金でコピー機をご購入した事例になります。
K社は複合機の保守が切れるタイミングで、他のネットワークをみてくれている馴染みの業者が来たので、そこから購入しました。
値引きをしてもらった上で購入したので「iR-ADV DX C3826F を15,000円/月」という相場とほぼ同等のリース料金で導入できたそうです。この場合の総支払額は、900,000円となります。
次にL社様からいただいた事例をご紹介します。相場より高いリース料金で複合機を契約してしまった事例になります。
L社は事務所を新設するにあたって複合機の購入を考えていました。そこにやってきた販売店から事務機器を購入することにしました。
「iR-ADV DX C3826F を14,000円/月」とたしかに相場より安いリース料金で契約したのですが、リース期間が5年ではなく7年の契約となっていました。この場合の総支払額は1,176,000円で、相場よりも高値での取引となってしまっています。
最後にM社様からいただいた50枚機をかなり安く購入できた事例をご紹介します。M社はこちらのHPから情報を見て、複合機を買う際に複数見積もりを取りました。
結果として「iR-ADV DX C5850Fを21,500円/月」という相場を下回った金額で契約することに成功しました。同機の相場は24,000円/月ですから、非常に安価に複合機を購入されていることが分かります。
高速機は特に値引き幅が大きくなることが多いので、複数社で見積もりをとることで相場よりも安く複合機を入手できることがあります。
コピー機・複合機のリース料金に定価がないように、カウンター料金にも定価はありません。各メーカーごとにカウンター料金の「標準価格」を設けてはいますが、実際の相場とはかけ離れたものです。各メーカーが提示する標準価格で契約すると、コピー機・複合機のランニングコストが高くなってしまいますので、ご注意ください。
一般的にコピー機・複合機のカウンター料金相場は、カラー10円/枚・モノクロ1.0円/枚程度と言われます。ただし、メーカーによってカウンター料金相場にも違いがあります。
キヤノン複合機のカウンター料金相場は、モノクロ1.2円、カラー12円です。
キャノン複合機を導入する際には、リース料金の交渉とともにカウンター料金の交渉もしっかりしましょう。カウンター料金は交渉によって下がりにくいとは言われますが、例えば「カラー30円/枚・モノクロ5円/枚」などといったかなり高めのカウンター料金を提示された場合は交渉の余地があります。カウンター料金の値下げ交渉術については、こちらの記事をご参照ください。
今回は、キヤノン複合機のリース料金相場を他社複合機と比較しました。
キヤノン複合機を安く購入するコツは、相見積もりです。2~3社程度を目安に相見積もりをしましょう。
当サイトではキヤノンの相見積もりを受け付けております。ぜひお問合せください。
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