Published at2023年3月5日
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この記事では、コニカミノルタ複合機『bizhub iシリーズ』のリース料金相場を比較します。
コニカミノルタ複合機は複合機の世界市場では非常にシェア率の高いメーカーです。が、日本の複合機・コピー機業界におけるシェア率は5%程度とそれほど高くありません。
コニカミノルタ複合機は「高くも安くもない標準的な価格帯」といわれますが、実際のリース料金相場はどの程度なのでしょうか?
今回はコニカミノルタのリース料金相場をご紹介するとともに、当サイトが独自に収集したbizhub iシリーズのリース料金事例を公開いたします。
※2024年5月、コニカミノルタはA3複合機「bizhub 1i シリーズ」13機種を発表しました。ここでは新シリーズのリース料金相場をお伝えします。
目次
まずはbizhub iシリーズのリース料金相場を、同型機平均と比較します。なお、ここではリース期間を標準的な5年と仮定します。
bizhub C287 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約12,350円/月 | 約15,000円/月 |
bizhub C287 iは廉価版の28枚機。月間印刷枚数が3,000枚以下の事業者向けです。
bizhub C287 iにはFAXがついていません。また、廉価版のため特に月間印刷枚数が3,000枚をこえる可能性があるような場合はおすすめできません。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は12,350円/月ですので、bizhub C287 iシリーズは他社同型機よりも低価格のモデルであると言えます。
>>>【コニカミノルタbizhub C287 i 価格】リース料・カウンター料金記事も参照
bizhub C251 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約17,000円/月 | 約17,800円/月 |
bizhub C251 iは25枚機。月間印刷枚数が3,000枚程度の事業者向けコピー機です。
bizhub C251 iは無線LANに対応したシリーズですが、FAXと自動両面印刷機能がついていません。必要ならオプションで追加しましょう。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は17,800円/月ですので、bizhub C251 iは他社同型機とほぼ同等の価格帯です。
>>>【bizhub C251 i / C301 i 等 価格】リース料金・カウンター料金記事も参照
bizhub C301 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約19,000円/月 | 約19,700円/月 |
bizhub C301 iは30枚機。月間印刷枚数が6,000枚以下の事業者向けコピー機です。
bizhub C301 iも無線LANに対応したシリーズですが、FAXや自動両面印刷機能はオプション対応になります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は19,700円/月ですので、bizhub C301 iは他社同型機とほぼ同等の価格帯です。
>>>【bizhub C251 i / C301 i 等 価格】リース料金・カウンター料金記事も参照
bizhub C361 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約21,000円/月 | 約23,000円/月 |
bizhub C361 iは36枚機。月間印刷枚数が10,000枚以下の事業者向けコピー機です。
bizhub C361 iも無線LANに対応したシリーズでFAXと自動両面印刷機能がついていません。フィニッシャーもオプション対応です。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は23,000円/月ですので、bizhub C361 iは他社同型機より若干安いモデルと言えます。
>>>【bizhub C251 i / C301 i 等 価格】リース料金・カウンター料金記事も参照
bizhub C451 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約30,000円/月 | 約29,600円/月 |
bizhub C451 iの印刷速度は45枚/分程度。月間印刷枚数が15,000枚程度の事業者向けコピー機です。
bizhub C451 iも無線LANに対応しています。また、自動両面印刷機能も付いています。自動両面印刷機能は、1度のスキャンで両面を同時に読み取る「1パススキャン機能」が搭載されており、非常に使いやすい一台です。ただし、FAXやフィニッシャーなどはオプション対応になります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は30,000円/月ですので、bizhub C451 iシリーズは相場並みの機種です。
>>>「bizhub C451i・C551i・ C651i・C751iの価格相場!リース料金&カウンター料金は何円?」記事も参照
bizhub C551 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約34,000円/月 | 約32,000円/月 |
bizhub C551 iは55枚機。月間印刷枚数が20,000枚程度の事業者向けコピー機です。
bizhub C551 iにはFAX機能と無線LAN機能がついていませんが、1パス自動両面印刷機能は付帯します。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は32,000円/月ですので、bizhub C551 iは他社同型機と同程度の価格であるといえます。
>>>「bizhub C451i・C551i・ C651i・C751iの価格相場!リース料金&カウンター料金は何円?」記事も参照
bizhub C651 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約37,000円/月 | 約39,500円/月 |
bizhub C651 iの印刷速度は65枚/分です。月間印刷枚数が21,000枚以上の事業者に向いています。
bizhub C651 iの両面印刷機能は「1パス」タイプです。ただ、無線LAN機能とFAX機能、フィニッシャー機能などは付きません。必要であればオプションをつけましょう。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は39,500円/月ですので、bizhub C651 iは他社と比較すると若干安いモデルになります。
>>>「bizhub C451i・C551i・ C651i・C751iの価格相場!リース料金&カウンター料金は何円?」記事も参照
bizhub C751 i | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約52,000円/月 | 約49,000円/月 |
bizhub C751 iは75枚機。月間印刷枚数が30,000枚以上の事業者向けコピー機です。
bizhub C751 iにはFAX機能と無線LAN機能がありません。必要であればオプションをつけましょう。ただ、1パス両面印刷機能は付帯しますので、高速印刷機として充分なスペックを持っている機種です。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は49,000円/月。bizhub C751 iのリース料金相場は約52,000円/月ですので、他社同型機より高いと言えます。
>>>「bizhub C451i・C551i・ C651i・C751iの価格相場!リース料金&カウンター料金は何円?」記事も参照
ここまでコニカミノルタ複合機のリース料金相場を確認し、他メーカーも含めた同型機種のリース料金相場と比較してきました。ここからはコニカミノルタ複合機のリース料金相場について上記の表をもとに分析します。
コニカミノルタ複合機の場合、低速・中速・高速のどのスペックでも、平均かもしくは少し高いリース料金相場であると言えます。
「オプションをどこまでつけるのか」によってもリース料金相場は変動します。コニカミノルタ複合機の場合、2024年5月発売の「bizhub 1iシリーズ」には無線LAN機能が標準搭載されていますが、オプション扱いにしているメーカーもあります。必要な機能が標準搭載されているのか、それともオプションで追加しないといけないのか、確認しておきましょう。
なお、相見積もりをとってうまく値引き交渉すれば、リース料金相場よりも安い価格を引き出せる可能性もあります。ぜひご相談ください。
コニカミノルタ複合機よりリース料金が安いのは、京セラ複合機です。京セラ複合機は「爆安メーカー」と謳われるほど、リース料金&カウンター料金ともに激安!一例として、35枚機のリース料金相場を比較してみましょう。
コニカミノルタbizhub C361 i | 京セラTASKalfa 3554ci | |
月額リース料金相場 | 約21,000円/月 | 約15,900円/月 |
京セラ複合機の場合、相見積もりをとることで上記のリース料金相場よりもぐっと安くなる可能性があります。詳しくはお問合せください。
ここまでコニカミノルタ複合機の一般的なリース料金相場についてお伝えしてきましたが、ここからは当サイトに寄せられたリース料金事例を3つご紹介いたします。
相場と同額の事例もあれば、相場よりもかなり安い事例もあります。確認してみましょう。
※2024年4月に新機種が発売されましたが、ここでは旧機種のリース料金事例をご紹介します。新機種での見積情報が入り次第、こちらでご報告します。
まずはX社様からいただいた事例をご紹介します。相場並みのリース料金でコピー機を導入した事例になります。
X社様は保守期間が過ぎていた複合機を使い続けていましたが、ついに故障してしまいました。その際にタイミングよく販売店が来たので、そちらの販売店からリースしたとのことです。
飛び込み営業では、リース料金相場よりもずっと高い金額での契約を迫られることもありますが、こちらの事例は良心的な販売店と言えます。
次にY社様からいただいた事例をご紹介します。相場より高いリース料金で複合機を契約してしまった事例になります。
Y社様はリース満了が迫っていたタイミングで、複合機の買い替えを考えていました。そしてビジネスフォンと一緒に買えば値引きできると提案してきた某販売店より購入することにしました。
「bizhub C250 iS を15,500円/月」と確かに相場より安いリース料金で契約しています。しかし、注目していただきたいのは総支払額です。先ほどの「リース料金16,500円/月」事例よりも高くなっています。
これは「コピー機・複合機リースのからくり」です。実は、Y社様の事例ではリース期間が5年ではなく、7年になっていました。リース期間を長く設定しリース月額料金を安く見せかけて総額で損をさせるやり方は、悪徳リース事例としてよく話題に上る方法です。注意しましょう。
最後にZ社様からいただいた「複合機をかなり安く購入できた事例」をご紹介します。Z社様はネット検索で得た知識をいかし、複合機を買う際に複数見積もりを取りました。
結果として「bizhub C550 iを19,500円/月」という相場をかなり下回った契約に成功しました。同機の相場は29,000円/月です。非常に安いリース料金で導入できています。
コニカミノルタ機に限らず高速機の場合、特に値引き幅が大きくなることが多いため、高速機導入をお考えならぜひ複数社で見積もりをとりましょう。
カウンター料金とは、「カラー1枚10円、モノクロ1枚0.1円」のように、印刷するごとにかかる費用のことです。カウンター料金を支払うことにより、保守費用が無料になります。
コピー機を導入する際には、リース料金だけでなくカウンター料金の交渉もしっかりしましょう。リース料金だけを検討しても、カウンター料金のことを考慮しなければ、想定よりも費用がかかったということになりかねません。具体的に月何枚くらい印刷して何円程度のコストになるかを試算するのがおすすめです。
カウンター料金には定価がありませんが、メーカーによってある程度の相場があります。コニカミノルタ複合機のカウンター料金相場は、モノクロ1.2円、カラー12円です。
ただし、上記のカウンター料金はあくまで目安であり、実際には見積をとってみないと分かりません。カウンター料金は一般的に、「印刷枚数が多い」場合や「保守拠点からの距離が近い」場合、また「支店を多くもつ企業」の場合は、安く設定されることが多いようです。
カウンター料金も相見積もりをとることで下がる可能性は十二分にあります。ただし、カウンター料金は売り手側にとって収益の要ですので、リース料金より下がりにくい傾向にあります。カウンター料金の値下げ交渉については、こちらの記事をご参照ください。
今回は、コニカミノルタ複合機のリース料金相場を他社複合機と比較しました。
コニカミノルタ複合機を安く購入するコツは、相見積です。2~3社程度を目安に相見積をしましょう。
当サイトではコニカミノルタ複合機の相見積を受け付けております。ぜひお問合せください。