Published at2023年2月25日
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この記事では、リコー複合機『IMCシリーズ』のリース料金相場を比較します。
複合機・コピー機業界におけるリコーの市場シェアは、富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンといった大手と並びます。
リコーは2023年2月、複合機・コピー機の最新シリーズ「IMCシリーズ」の販売を開始いたしました。
リコーの複合機・コピー機は、比較的低価格と言われていますが、新シリーズでも価格帯は維持されているのでしょうか?2024年1月に5%前後の上げ幅ではありますが、価格改定した影響も気になります!
今回はリコー複合機・コピー機のリース料金相場をご紹介するとともに、当サイトが独自に収集したIMCシリーズの料金事例を公開いたします。
目次
まずはリコーIMCシリーズのリース料金相場を、同型機平均と比較します。なお、ここではリース期間を標準的な5年と仮定します。
※2024年1月価格改定後のリース料金相場です。
RICOH IM C2010 | RICOH IM C2010F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約12,000円/月 | 約14,000円/月 | 約16,000円/月 |
RICOH IM C2010は20枚機。月間印刷枚数が2,000枚以下の事業者向けです。
IM C2010には、FAXと自動両面印刷機能がついているFモデルとついていないモデルの2種類があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は16.000円/月ですので、IM C2010は他社同型機より安いと言えます。
RICOH IM C2510 | RICOH IM C2510F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約14,000円/月 | 約19,000円/月 | 約17,800円/月 |
IM C2510は25枚機。月間印刷枚数が3,000枚程度の事業者向けコピー機です。
IM C2510にも、FAXと自動両面印刷機能がついているFモデルとついていないモデルの2種類があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は17,800円/月ですので、FAXと自動両面印刷機能がつくIM C2510は若干高めと言えます。
RICOH IM C3010 | RICOH IM C3010F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約17,000円/月 | 約22,000円/月 | 約19,700円/月 |
IM C3010は30枚機。月間印刷枚数が6,000枚以下の事業者向けコピー機です。
IM C3010にもFAXと自動両面印刷機能がついてついているFモデルとついていないモデルの2種類があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は19,700円/月ですので、IM C3010Fは若干高めと言えます。
RICOH IM C3510 | RICOH IM C3510F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約20,000円/月 | 約24,000円/月 | 約23,000円/月 |
IM C3510は35枚機。月間印刷枚数が10,000枚以下の事業者向けコピー機です。
IM C3510にもFAX&自動両面印刷機能つきのIM C3510Fと、FAX&自動両面印刷機能のないモデルがあります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は23,000円/月程度。FAX機能のないIM C3010なら他社同型機より安いですが、FAX機能ありのIM C3510Fの場合は他社同型機より若干高くなります。
RICOH IM C4510 | RICOH IM C4510A | RICOH IM C4510F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約23,000円/月 | 約28,000円/月 | 約28,000円/枚 | 約29,600円/月 |
IM C4510は45枚機。月間印刷枚数が15,000枚以下の事業者向けコピー機です。
IM C4510には3モデルあります。FAX&自動両面印刷機能つきのIM C4510Fと、FAX&自動両面印刷機能のないモデル、そしてFAX機能無しで1パス両面印刷機能がついているIM C4510Aです。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は29,600円/月程度。FAX&自動両面印刷機能のないRICOH IM C4510は、他社同型機より大幅に安くなりますが、FモデルとAモデルは他社同型機並みの価格帯です。
RICOH IM C5510 | RICOH IM C5510A | RICOH IM C5510F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約26,000円/月 | 約31,000円/月 | 約31,000円/枚 | 約32,400円/月 |
M C5510は55枚機。月間印刷枚数が20,000枚程度の事業者向けコピー機です。
IM C5510にも自動両面印刷機能がついていない無印モデル、FAX機能無し&1パスの両面印刷機能がついているAモデル、FAX機能と自動両面印刷機能のついているFモデルの3種類があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は32,400円/月ですので、IM C5510には同型機平均より安いモデルと同程度のモデルがあるといえます。
RICOH IM C6010 | RICOH IM C6010F | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約32,000円/月 | 約35,000円/月 | 約33,000円/月 |
M C6010は60枚機。月間印刷枚数が20,000枚以下の事業者向けコピー機です。
IM C6010にはFAX機能はついていないが1パス自動両面印刷機能がつている無印モデルと、両面印刷に加えてFAX機能もついているFモデルの2種類があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は33,000円/月ですので、IM C6010シリーズは同型機平均と同等もしくは高いモデルであるといえます。
RICOH IM C6500 | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約41,000円/月 | 約39,500円/月 |
IM C6500は65枚機。月間印刷枚数が21,000枚以上の事業者向けコピー機です。
IM C6500にはFAX機能がないので必要であればオプションをつける必要があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は39,500円/月ですので、IM C6500シリーズは同型機平均より高いモデルといえます。
RICOH IM C8000 | 同型機平均 | |
月額リース料金相場 | 約55,000円/月 | 約52,300円/月 |
IM C8000は80枚機。月間印刷枚数が30,000枚以上の事業者向けコピー機です。
IM C8000にはFAX機能がないので必要であればオプションをつける必要があります。
他社複合機を含めた同型機の平均リース相場は52,300円/月ですので、IM C8000シリーズは同型機平均と同等の価格相場のモデルといえます。
ここまでリコー複合機のリース料金相場を確認し、他メーカーも含めた同型機種のリース料金相場と比較してきました。ここからはリコー複合機のリース料金相場について上記の表をもとに分析します。
全体でみるとリコー複合機・コピー機は他社同型機とほぼ同等のリース料金であることが分かります。
リコー複合機の低速機では、自動両面印刷・FAX機能をつけない低価格モデルと、両方つけられる高価格モデルの2種類を用意しています。
リコー複合機の中速機ではFAXがついたモデルでも、同型平均程度と比較的安いです。ただ、リコーの高速機は市場より少し安いか、平均程度です。
なお、相見積をとって上手く値引き交渉すれば、リース料金相場よりも安い価格を引き出せる可能性もあります。ぜひご相談ください。
リコー複合機のリース料金相場はコニカミノルタ複合機とほぼ同等です。コニカミノルタはヨーロッパや南米、中国などの海外で人気があり、日本国内よりも海外でのシェアが高い複合機メーカーです。
コニカミノルタ複合機は、画質やデザイン性に優れていますが、リコーと比べると保守拠点が少ないため、メンテナンスに弱みがあります。
なお、リコー複合機とシェアを争っている富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンは、リコー複合機よりも若干価格帯が高いでしょう。ただし、富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンでも、販売店によってはリコー複合機よりも安価なリース料金での提示が可能な場合があります。詳しくは、お問合せください。
リコー複合機よりもリース料金が安いメーカーをお探しなら、京セラがおすすめです。
京セラ複合機は「爆安メーカー」と謳われるほど、リース料金&カウンター料金ともに激安。一例として35枚機のリース料金相場を比較してみましょう。
RICOH IM C3510 | TASKalfa 3554ci(京セラ) | |
月額リース料金相場 | 約20,000円/月 | 約14,800円/月 |
京セラ複合機の場合、相見積をとることで上記のリース料金相場よりもぐっと安くなる可能性があります。詳しくはお問合せください。
ここまでリコー複合機の一般的なリース料金相場についてお伝えしてきましたが、ここからは当サイトに寄せられた事例を3つ紹介いたします。
相場と同額の事例もあれば、相場よりもかなり安い事例もあります。確認してみましょう。
まずはA社様からいただいた事例を紹介します。相場並みのリース料金でコピー機を購入した事例になります。
同社は新しい事業所を設立するタイミングで、その地域の販売店から新しい複合機をリースで導入しました。
比較的話をよく聞いてくれる販売店だったようで「IM C2510を13,000円/月」という相場とほぼ同等のリース料金で導入できたそうです。この場合の総支払額は、780,000円となります。
つづきまして、A社社長様のお知り合いが経営するB社様が相場よりも高い価格でコピー機を購入してしまった事例を紹介します。
B社様はA社様と同時期に、複合機購入を検討されていました。そこで、インターネットで検索して出てきた販売店と交渉しA社様と同じ13,000円/月のリースを組みました。
しかし、それは7年リースでした。この場合の総支払額は1,092,000円で、B社様はA社様よりも高値の買い物をしてしまったことになります。7年リースの提案をする業者には気を付けましょう。
最後に、C社様の55枚機をかなりお安く購入できた事例をご紹介します。同社は以前から付き合いのあった企業から複合機を高値で購入してしまった経験があったので、今回は複数の販売店より見積をとり、営業担当に価格競争をさせました。
結果として「IM C5510を19,500円/月」という相場をかなり下回ったリース料金でご契約できたそうです。55枚機の平均相場が29,000円であることを考えると、非常に安い買い物をされたと言えます。
高速機になると特に値引きの幅も大きいため、このように複数社から見積をとることで相場をかなり下回るような金額で複合機を購入できることがあります。
カウンター料金とは、「カラー1枚10円、モノクロ1枚0.1円」のように、印刷するごとにかかる費用のことです。カウンター料金を支払うことにより、保守費用が無料になります。
リコーIM Cシリーズのカウンター料金相場は、カラー12円/枚・モノクロ1.2円/枚です。
コピー機・複合機のカウンター料金相場は、「カラー10円/枚・モノクロ1.0円/枚」ですので、リコー複合機のカウンター料金相場は高めと言えます。
ただ、リコー複合機には「モノカラー印刷」があります。モノカラー印刷とは、黒とあと1色の「2色印刷」のこと。リコーの場合、モノカラー印刷のカウンター料金がモノクロ印刷と同じです。
例えば、黒と赤の2色刷りをしても、白黒印刷と同じカウンター料金になります。モノカラー印刷をすることでカウンター料金の節約につながります。
カウンター料金はコピー機・複合機のランニングコストです。コピー機を導入する際には、リース料金だけでなくカウンター料金の交渉もしっかりしましょう。
カウンター料金も交渉次第で下がる可能性があります。ただし、カウンター料金の値下げ交渉はそれほど簡単なものではありません。カウンター料金の値下げ交渉については、こちらの記事をご参照ください。
今回は、リコー複合機のリース料金相場を他社複合機と比較しました。
保守拠点数日本一のリコー複合機を安く購入するコツは、相見積です。2~3社程度を目安に相見積をしましょう。
当サイトでもリコーの相見積を受け付けております。ぜひお問合せください。