
「e-STUDIO 6529A / 9029A」は、東芝テックのA3モノクロ複合機の中でも高速クラスに位置付けられるモデルです。高い生産性と多彩なオプションを備え、集中して大量印刷を行う環境に導入されています。
なお、2025年12月以降、「e-STUDIOシリーズ」は「Plusモデル」への切り替えが進んでいます。Plusモデルの基本性能は従来モデルと大きく変わりませんが、OCR機能などが標準搭載されています。現在はPlusモデルが主流です。
北村豊貴
| この記事の監修者 北村 豊貴 Atsuki Kitamura ![]() |
OA機器販売店で複合機営業を担当し、中小企業から大手法人まで数百社以上の契約・導入を経験。 業界の課題解決を志し、2023年「コピー機価格診断ドットコム」の立ち上げを機に、見積診断や価格交渉を開始。 これまでに累計2144社の価格診断を実施(2026年5月現在)。営業現場で培った実務ノウハウと、金融・OA機器メディアでの執筆実績を基に、透明性あるコピー機導入とコスト削減を支援している。 |
目次
現行のPlusモデル「e-STUDIO 6529A / 9029A Plus」は、旧モデル「e-STUDIO 6529A / 9029A」よりも価格が上がっています。ここでは、両モデルの本体価格相場とリース料金相場を整理します。あわせて、導入後の運用コストに直結するカウンター料金相場についても確認しておきましょう。
まず旧モデル「e-STUDIO 6529A / 9029A」の価格を確認しておきましょう。
▼e-STUDIO 6529A / 9029Aの価格(標準価格、本体価格相場、月額リース料金相場)
| 型番 | 印刷速度 | メーカー標準価格(税別) | 本体価格相場(税別) | 月額リース料金相場(5年リース)(税別) |
| e-STUDIO 6529A | 65枚/分 | 2,580,000円 | 約1,548,000円 | 約28,900円/月 |
| e-STUDIO 9029A | 90枚/分 | 3,680,000円 | 約2,208,000円 | 約41,200円/月 |
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e-STUDIO 6529Aを例に説明します。
メーカーが設定している標準価格は258万円ですが、実際にこの価格で販売されるケースはほとんどありません。実際には標準価格の約6割にあたる約154万円前後で提示されることが多いでしょう。
また、リース契約で導入する場合は、この本体価格をもとに月額費用が算出され、一般的な5年リースであれば月28,900円前後が目安となります。
e-STUDIO 9029Aについても、e-STUDIO 6529Aと同様の考え方で本体価格相場&月額リース料金相場を確認してください。
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▼e-STUDIO 6529A / 9029A Plusの価格(標準価格、本体価格相場、月額リース料金相場)
| 型番 | 印刷速度 | メーカー標準価格(税別) | 本体価格相場(税別) | 月額リース料金相場(5年リース)(税別) |
| e-STUDIO 6529A Plus | 65枚/分 | 2,853,000円 | 約1,711,800円 | 約32,000円/月 |
| e-STUDIO 9029A Plus | 90枚/分 | 4063,000円 | 約2,437,800円 | 約45,500円/月 |
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▼e-STUDIO 6529A / 9029A Plusに標準搭載された機能
| OCR機能 | Collastorage(コラストレージ)と連携可能なアプリ | |
| できること | 請求書や領収書を検索・データ化できる | 東芝テックが提供するクラウドストレージサービス「Collastorage(コラストレージ)」を別途契約することで、スキャンデータをクラウド保存可能(※有償) |
| 向いている業務 | 電子帳簿保存法対応、会計ソフト連携 | 社内共有・テレワーク |
| この機能が不要なケース | PDF保存だけなら不要 | 既に他のクラウドストレージサービス(Google Drive等)を使用中の場合は不要 クラウドストレージサービス自体に必要性を感じない場合も不要 |
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<モノクロ複合機|各メーカー別カウンター料金相場>
| メーカー | モノクロ(円/枚) |
| 富士フイルム(ゼロックス) | 約1.4円/枚 |
| キヤノン | 約1.4円/枚 |
| リコー | 約1.4円/枚 |
| コニカミノルタ | 約1.2円/枚 |
| 東芝テック | 約1.2円/枚 |
| シャープ | 約1.0円/枚 |
| 京セラ | 約0.8円/枚 |
※上記はあくまで「相場」です。定価ではございません。
複合機の本体代(リースの場合はリース代)とは別で必要になる費用として、「カウンター料金」があります。
カウンター料金とは、コピー機を使用する際に1枚印刷するごとに発生する従量課金制の費用です。カウンター料金にはトナー代や保守費用(修理代、点検代等)も含まれており、メーカーによってカウンター料金相場は異なります。
東芝テックのモノクロ複合機のカウンター料金相場は約1.2円/枚です。
また、カウンター契約には「ミニマム料金(最低基本料金)」が設定されている点にも注意しましょう。カウンター料金のミニマム料金(最低料金)とは、コピー機・複合機のリース契約において、印刷枚数が少なくても毎月支払わなければならない最低限の保守費用のことです。
ミニマム料金(最低基本料金)は、メーカーや印刷速度だけでなく、販売店によっても大きく異なります。東芝テック複合機では、メーカー希望価格として月額14,000円(税抜)のミニマム料金が設定されていますが、実際の契約では販売店の裁量によって大きく変動します。
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e-STUDIO 6529A / 9029AAは高速クラスに位置付けられる複合機です。利用環境や業務内容によって適合性が分かれます。導入前に、自社の条件に適しているかを確認することが重要です。
e-STUDIO 6529A / 9029Aは、モノクロ機です。スキャン時はカラースキャンが可能ですが、印刷はモノクロのみ可能です。カラー印刷を行わない業務だけに利用するのであれば、本体価格をおさえることができます。
2025年12月以降、主力となっているe-STUDIO 6529A / 9029A PlusモデルにはOCR機能が標準搭載されました。OCR機能では、請求書や領収書をスキャンして文字情報を読み取り、取引先名や日付などで検索できるため、紙書類の電子管理を進めたい企業に向いています。
また、読み取ったデータをCSVファイルとして出力し、会計ソフトなどへ取り込むことも可能です。電子帳簿保存法への対応を進めたい企業にとっては便利な機能と言えるでしょう。
e-STUDIO 6529A / 9029Aは、運用コストや用途によっては過剰になるケースもあります。自社の条件に合わない場合は他機種も検討することが重要です。
印刷枚数が15,000枚以下の企業では、e-STUDIO 6529A / 9029Aの性能を活かしきれない可能性があります。65〜90枚機クラスは、本体価格やリース料金が高く、設置スペースも大きくなります。
北村豊貴
e-STUDIO 6529A / 9029Aは、Plusモデルへの移行に伴って価格が上昇しました。OCR機能やCollastorage連携機能を必要としない企業にとっては、コストメリットを感じにくくなっています。コスト重視で複合機を選びたい企業は、他機種も含めて比較検討したほうが良いでしょう。
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(※)JBMIAの統計データ(2025年1〜3月)によると、モノクロ複合機の出荷台数14,465台に比べカラー複合機の出荷台数は117,040台と、およそ8倍の差があります。
ここでは、一般的な見積傾向をもとに、東芝テックのモノクロ複合機「e-STUDIO 6529A Plus」とシャープのカラー複合機「BP-51C65」の価格差イメージをご紹介します。
※共に65枚/分の印刷速度
▼東芝テックのモノクロ複合機「e-STUDIO 6529A Plus」とシャープのカラー複合機「BP-51C65」の価格差
| モノクロ複合機 e-STUDIO 6529A Plus |
カラー複合機 BP-51C65 |
|
| 月額リース料金(5年リース) | 約32,000円/月 | 約30,600円/月 |
| カウンター料金 | モノクロ:約1.2円/枚 カラー:- |
モノクロ:約0.8円/枚 カラー:約8.0円/枚 |
| ミニマム料金(最低基本料金) | 約14,000円/月 | 約1,500円 |
※上記はあくまで一例です。すべてのお客様に同条件の見積が出るわけではありません。契約条件、設置地域、月間印刷枚数、販売店などによって金額は異なります。
| 月間モノクロ印刷枚数 | e-STUDIO 6529A Plus(モノクロ機) 月額リース料金+カウンター料金 |
BP-51C65(カラー機) 月額リース料金+カウンター料金 |
差額 |
| 15,000枚 | 50,000円 | 42,600円 | モノクロ機が +7,400円 |
| 20,000枚 | 56,000円 | 46,600円 | モノクロ機が +9,400円 |
| 25,000枚 | 62,000円 | 50,600円 | モノクロ機が +11,400円 |
| 30,000枚 | 68,000円 | 54,600円 | モノクロ機が +13,400円 |
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北村豊貴
>>>参考:「モノクロ複合機よりカラー複合機のほうが実は安い?」記事
e-STUDIO 6529A / 9029Aは、東芝テックの高速モデルであり、カラー印刷を行わない業務に適した複合機です。
同じ機種であっても見積条件によって導入コストは大きく変わります。リース料金やカウンター料金は契約内容による差が大きく、適正価格かどうかを判断するのは難しいのが実情です。
北村豊貴

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当サイトのサービス内容については「コピー機価格診断ドットコムとは?」記事もご参照ください。
なお当サイトでは、現在ご利用中の複合機リース料金&カウンター料金が適正価格かどうか無料で診断いたします。「コスト見直しのきっかけ」「ぼったくり商法の回避」にもつながりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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