Published at2024年7月10日
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2023年10月に発売された『iR C3322F』は、キヤノンのA3カラー複合機のエントリーモデルです。
カラー・モノクロともに22枚/分の出力に対応し、コピー・プリント・スキャン・FAX・自動両面・無線LANなど、日常業務に必要な基本機能を備えています。また、7インチカラータッチパネルによる操作性や、モバイル連携、オンラインサポートサービスにも対応しており、小〜中規模オフィスで使いやすいモデルです。
北村豊貴
| この記事の監修者 北村 豊貴 Atsuki Kitamura ![]() |
OA機器販売店で複合機営業を担当し、中小企業から大手法人まで数百社以上の契約・導入を経験。 業界の課題解決を志し、2023年「コピー機価格診断ドットコム」の立ち上げを機に、見積診断や価格交渉を開始。 これまでに累計2144社の価格診断を実施(2026年5月現在)。営業現場で培った実務ノウハウと、金融・OA機器メディアでの執筆実績を基に、透明性あるコピー機導入とコスト削減を支援している。 |
目次
ここでは、iR C3322Fの本体価格相場とリース料金相場を整理します。あわせて、導入前に必ず確認しておきたい「コピーセット保守」の仕組みとランニングコストについても解説します。
▼iR C3322Fの価格(標準価格、本体価格相場、月額リース料金相場)
| 型番 | 印刷速度 | メーカー標準価格(税別) | 本体価格相場(税別) | 月額リース料金相場(5年リース)(税別) |
| iR C3322F | 22枚/分 | オープン価格 | 60~70万円 | 約11,200〜13,100円/月 |
iR C3322Fはメーカー標準価格が設定されていないオープン価格のモデルです。
市場価格としては60~70万円で販売されるケースが多く、5年リースで導入する場合は月額約11,200〜13,100円が目安となります。
宇宙人
サギヤマ
北村豊貴
>>>参考:「複合機リーストラブルの実例集|よくある失敗パターンを紹介」記事
<複合機各メーカー別カウンター料金相場>
| メーカー | モノクロ(円/枚) | カラー(円/枚) |
| 富士フイルム(ゼロックス) | 約1.2円/枚 | 約12円/枚 |
| キヤノン | 約1.2円/枚 | 約12円/枚 |
| リコー | 約1.2円/枚 | 約12円/枚 |
| コニカミノルタ | 約1.0円/枚 | 約10円/枚 |
| 東芝テック | 約1.0円/枚 | 約10円/枚 |
| シャープ | 約0.8円/枚 | 約8円/枚 |
| 京セラ | 約0.6円/枚 | 約6円/枚 |
※上記はあくまで「相場」です。定価ではございません。
複合機の本体代(リースの場合はリース代)とは別で必要になる費用として、「カウンター料金」があります。
カウンター料金とは、コピー機を使用する際に1枚印刷するごとに発生する従量課金制の費用です。カウンター料金にはトナー代や保守費用(修理代、点検代等)も含まれており、メーカーによってカウンター料金相場は異なります。
キヤノン複合機のカウンター料金相場はモノクロ約1.2円/枚、カラー約12円/枚です。
宇宙人
北村豊貴
また、カウンター契約には「ミニマム料金(最低基本料金)」が設定されている点にも注意しましょう。カウンター料金のミニマム料金(最低料金)とは、コピー機・複合機のリース契約において、印刷枚数が少なくても毎月支払わなければならない最低限の保守費用のことです。
キヤノン『iR C3322F』のミニマム料金は、公式サイトでは月額4,500円と明記されています。ただし、ミニマム料金は販売店や契約条件によって差が出る場合があります。実際の見積では、公式目安を下回るケースもあれば、保守内容や契約条件によって上回るケースもあるため、契約前に確認しましょう。
北村豊貴
iR C3322Fは、画質や基本性能を重視したエントリーモデルです。利用環境や業務内容によって適合性が分かれます。導入前に、自社の条件に適しているかを確認することが重要です。
iR C3322Fは、防汚コートガラスとスジ補正機能を搭載しており、高品位なスキャンが可能なA3カラー複合機です。原稿読み取り時に発生しやすいゴミによるスジを補正できるため、再スキャンの手間を減らしながら、見やすい電子データを作成できます。
iR C3322Fは、コピー・プリント・スキャン・FAX・自動両面など、オフィスで使用頻度の高い機能を標準搭載したA3カラー複合機です。追加オプションをできるだけ抑えながら導入できるため、必要な機能を最初から備えた複合機を求める企業に適しています。
iR C3322Fは、基本性能を重視したA3カラー複合機ですが、印刷枚数や利用環境によっては他機種の方が適している場合もあります。自社の条件に合わない場合は他機種も検討することが重要です。
iR C3322Fは22枚機のため、印刷枚数が多い企業では印刷待ちが発生しやすくなります。
| モデル名(印刷速度) | 月間印刷枚数の目安 | 月間印刷枚数(最小) | 月間印刷枚数(最大) |
| iR C3322F(22枚/分) | 約2,200枚 | 1,200枚 | 3,000枚 |
北村豊貴
iR C3322Fは日常的なスキャン業務には十分対応できますが、本機は100枚積載の自動原稿送り装置を採用しているため、一度にセットできる原稿枚数に限りがあります。大量の原稿を連続して電子化する業務では、原稿を補充する場面が多くなり、作業効率が低下する場合があります。
北村豊貴
宇宙人
北村豊貴
iR C3322Fを検討している場合、比較対象になるのは20〜24枚/分クラスのA3カラー複合機です。まずは、本体価格相場・5年リース料金・保守方式を比較してみましょう。
| メーカー・機種 | 印刷速度 | 本体価格相場 | 5年リース目安 | 保守・ランニングコスト |
| キヤノン iR C3322F |
22枚/分 | 約60〜70万円 | 約11,200〜13,100円/月 | カウンター保守 カラー約12円/枚 モノクロ約1.2円/枚 |
| 富士フイルム Apeos C2061 Model-P-1T |
20枚/分 | 約624,600円 | 約11,600円/月 | カウンター保守 カラー約12円/枚 モノクロ約1.2円/枚 |
| 富士フイルム Apeos C2061 Model-PFS-1T |
20枚/分 | 約901,200円 | 約16,800円/月 | カウンター保守 カラー約12円/枚 モノクロ約1.2円/枚 |
| リコー RICOH IM C2010 |
20枚/分 | 約631,200円 | 約11,800円/月 | カウンター保守非対応 |
| リコー RICOH IM C2010F |
20枚/分 | 約715,200円 | 約13,300円/月 | カウンター保守非対応 |
| ムラテック MFX-C5220 |
22枚/分 | 約686,400円 | 約12,800円/月 | カウンター保守 カラー約10円/枚 モノクロ約1.0円/枚 |
| ムラテック MFX-C5220K |
22枚/分 | 約686,400円 | 約12,800円/月 | カウンター保守非対応 キットトナー保守 |
| 東芝テック e-STUDIO2021AC Plus |
20枚/分 | 約589,800円 | 約11,000円/月 | カウンター保守 カラー約10円/枚 モノクロ約1.0円/枚 |
| シャープ BP-22C20 |
20枚/分 | 約720,000円 | 約13,400円/月 | カウンター保守非対応 |
| 京セラ TASKalfa 2460ci+ |
24枚/分 | 約630,000円 | 約11,700円/月 | カウンター保守不可 コピーセット保守 |
| 京セラ TASKalfa 2470ci+ |
24枚/分 | 約696,000円 | 約13,000円/月 | カウンター保守不可 コピーセット保守 |
本体価格とリース料金だけを見ると、iR C3322Fは20〜24枚機クラスの中で最安ではありません。より価格を抑えたい場合は、東芝 e-STUDIO2021AC Plus、京セラ TASKalfa 2460ci+、富士フイルム Apeos C2061 Model-P-1Tなども候補になります。
一方で、保守方式まで含めて見ると、単純に本体価格だけでは判断できません。キヤノン iR C3322Fはカウンター保守に対応しているため、印刷枚数が1000枚程度ある場合はランニングコストがおさえられます。
対して、リコー・シャープ・京セラ・ムラテックの一部機種は、カウンター保守ではなくキットトナー保守(コピーセット保守)です。印刷枚数が少ない場合は、カウンター保守よりも安価なランニングコストで運用できます。
次に、標準機能や注意点、どのような企業に向いているかを比較します。
| メーカー・機種 | 主な標準機能・特徴 | 注意点 | 最適な企業 |
| キヤノン iR C3322F |
FAX・スキャン・自動両面・無線LANを標準搭載。7インチパネル、モバイル連携、高品位スキャンに対応 | 22枚機としては最安ではない。SSDはオプション | キヤノンの操作性・画質・保守の安心感を重視し、月間印刷枚数が3,000枚以下の企業 |
| 富士フイルム Apeos C2061 Model-P-1T |
画質・省スペース性に強み。スキャンオート標準搭載 | FAX・スキャン・自動両面原稿送り装置などはオプション | 富士フイルムの画質を重視しつつ、必要な機能を選んで導入したい企業 |
| 富士フイルム Apeos C2061 Model-PFS-1T |
FAX・スキャン・自動両面を搭載。スキャンオート、高画質印刷、手厚い保守が強み | 価格は同クラス内で高め。Wi-Fi対応はオプション | 価格よりも画質・保守・標準機能の充実を重視する企業 |
| リコー RICOH IM C2010 |
10.1インチ大型パネル、DX支援機能、セキュリティ機能、環境性能に強み | FAX・自動両面印刷・無線LANはオプション | FAX必須ではなく、操作性・セキュリティ・DX支援を重視する企業 |
| リコー RICOH IM C2010F |
FAX・スキャン・自動両面を搭載。10.1インチ大型パネル、DX支援、セキュリティ機能が強み | 無線LAN・フィニッシャーはオプション。大量印刷には不向き | FAXも必要で、リコーの操作性・セキュリティ・保守拠点の安心感を重視する企業 |
| ムラテック MFX-C5220 |
コンパクト、直感的な操作性。Information server 5X連携でペーパーレス化も可能 | FAX・自動両面原稿送り装置・フィニッシャーはオプション | 22枚機でカウンター保守を使い、価格と機能のバランスを取りたい企業 |
| ムラテック MFX-C5220K |
コンパクトで安価。印刷枚数が少ない企業向け | FAX・自動両面原稿送り装置・フィニッシャーはオプション | 月間印刷枚数が2,000枚以下で、キットトナー保守を選びたい小規模企業 |
| 東芝テック e-STUDIO2021AC Plus |
OCRオプション、Zone OCR、Collastorage連携アプリを標準搭載 | FAXは標準搭載ではない。Collastorage利用は別途申し込みが必要 | OCR・クラウド保存・紙文書の電子化を重視する企業 |
| シャープ BP-22C20 |
業界最小クラスの省スペース設計。FAX標準搭載、7インチパネルで操作性も良い | 無線LANはオプション。フィニッシャーは取り付け不可 | スモールオフィスや受付カウンターなど、設置スペースを抑えたい企業 |
| 京セラ TASKalfa 2460ci+ |
24枚機で価格を抑えやすい。長寿命ドラム、リモート管理、HyPAS搭載 | FAX・両面原稿自動送り装置はオプション。一部エリアではメンテナンス不可 | 価格・印刷コストを重視し、24枚機を安く導入したい企業 |
| 京セラ TASKalfa 2470ci+ |
長寿命ドラム、24時間リモート管理、HyPAS搭載。耐久性とコスト面に強み | FAX・両面原稿自動送り装置はオプション。一部エリアではメンテナンス不可 | 価格を抑えつつ、耐久性とシンプルな操作性を重視する企業 |
iR C3322Fは、FAX・スキャン・自動両面・無線LANなど、オフィスで使う基本機能を標準搭載している点が強みです。キヤノンの操作性や保守体制に安心感を求める企業であれば、候補になるでしょう。
ただし、価格を最優先する場合は、京セラ TASKalfa 2460ci+ / 2470ci+やムラテック MFX-C5220、東芝 e-STUDIO2021AC Plusなども比較した方がよいでしょう。特に、月間印刷枚数が少なく、キットトナー保守で運用したい場合は、ムラテック MFX-C5220Kのような選択肢もあります。
画質やブランドの安心感を重視するなら、富士フイルム Apeos C2061も候補です。ただし、Model-P-1TとModel-PFS-1Tでは標準機能と価格が大きく異なります。FAX・スキャン・自動両面まで標準で使いたい場合はPFSモデルが候補になりますが、その分、価格は高めになります。
リコー IM C2010 / C2010Fは、大型操作パネルやセキュリティ、DX支援機能を重視する企業に向いています。FAXが必要な場合はIM C2010F、FAXが不要な場合はIM C2010というように、必要な機能に合わせて選ぶことが重要です。
東芝 e-STUDIO2021AC Plusは、OCRやクラウド連携を活用したい企業に向いています。紙文書の電子化やスキャンデータの活用を重視する場合は、iR C3322Fだけでなく東芝も比較対象に入れるとよいでしょう。
iR C3322Fは、高品位なスキャンやFAX標準搭載など、基本機能を充実させたエントリーモデルです。画質や操作性を重視しながら、印刷枚数が少ないオフィスに適しています。
同じ機種であっても見積条件によって導入コストは大きく変わります。リース料金やカウンター料金は契約内容による差が大きく、適正価格かどうかを判断するのは難しいのが実情です。
北村豊貴

最後に当サイト「コピー機価格診断ドットコム」をご紹介します。コピー機価格診断ドットコムでは、お客様が販売店と直接やり取りする必要はありません。
まずお客様からお問い合わせをいただくと、当サイトが提携している複数の販売店に見積を依頼します。その中から安い販売店の見積書を取り寄せ、メールにてお客様へお届けします。
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当サイトのサービス内容については「コピー機価格診断ドットコムとは?」記事もご参照ください。
なお当サイトでは、現在ご利用中の複合機リース料金&カウンター料金が適正価格かどうか無料で診断いたします。「コスト見直しのきっかけ」「ぼったくり商法の回避」にもつながりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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