Published at2021年12月27日
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中古のコピー機・複合機を検討する際に、どの機種を選べば良いのか?と迷われる方も多いでしょう。
そこで今回は、「中古のコピー機・複合機のおすすめランキングBEST5」や「中古の機器を選ぶ際の3つの注意点」「中古と新品どっちがお得なのか?」について紹介していきます。
では早速、おすすめランキングを見ていきましょう。
出典:シャープ
シャープの「MX-2650FV」は、使いやすさにこだわった機種で、オフィスに便利な数多くの機能を備えています。
例えば、ファーストコピータイムはモノクロで4.7秒、カラーで6.7秒と速く、ストレスフリーで利用することが可能です。また、静音性にもこだわっており、スモールオフィスでも活躍します。
さらに、本体機器に保存されたデータの暗号化や出力データの自動削除など、セキュリティ機能も充実しています。
シャープのコピー機は、ローソンをはじめとする全国のコンビニで導入されていることからも分かる通り、耐久性の高さに定評があります。中古でも長期間利用したい場合は、シャープの複合機を検討すると良いでしょう。
▼シャープ「MX-2650FV」の主なスペック
印刷速度 | 26枚/分 | 中古価格(目安) | 100,000円~ |
対応サイズ | A3 | カラー印刷 | 〇 |
ファーストコピータイム | モノクロ4.7秒 カラー6.7秒 |
MAC対応 | 〇 |
発売時期 | 2017年12月 | 総合評価 | ★★★★★ |
出典:シャープ
シャープの「MX-2517FN」は、スモールオフィスでも設置しやすいコンパクトサイズです。
また、機器本体には印刷前に仕上がりを確認できるプレビュー機能が搭載されており、印刷ミスで無駄なコストが発生するリスクを減らすことができます。
さらに、その場で印刷データを編集することもできるので、わざわざパソコンに戻って修正する手間が省けます。
しかし、Macには標準対応していないため、業務でMacを利用している場合は他の機種を検討する必要があります。
▼シャープ「MX-2517FN」のスペック
印刷速度 | 25枚/分 | 中古価格(目安) | 99,000円~ |
対応サイズ | A3 | カラー印刷 | 〇 |
ファーストコピータイム | モノクロ5.9秒 フルカラー8.1秒 |
MAC対応 | × |
発売時期 | 2015年2月 | 総合評価 | ★★★★☆ |
出典:キヤノン
キヤノンの「iR-ADV C3520F」は、カラー印刷や写真印刷をすることが多く、画質を重視したいオフィスにおすすめの機種です。
10.1インチのタッチパネルで操作がしやすく、35枚/分と印刷速度が速いので、毎月3,000~5,000枚程度の印刷を行う会社でもストレスなく利用できます。
▼キヤノン「iR-ADV C3520F」のスペック
印刷速度 | 35枚/分 | 中古価格(目安) | 200,000円~ |
対応サイズ | A3 | カラー印刷 | 〇 |
ファーストコピータイム | モノクロ5.9秒 フルカラー8.2秒 |
MAC対応 | 〇 |
発売時期 | 2017年3月 | 総合評価 | ★★★★☆ |
京セラの「TASKalfa2460ci」には、独自の長寿命ドラムが搭載されているため、長期的に機器を利用したいオフィスに最適な機種です。
スマホやタブレットと連携させることができ、パソコンがなくても手軽に印刷可能で、業務の幅が広がります。
また、機器本体がコンパクト設計なため、スモールオフィスへの導入にも向いています。
機器のスペックは、基本的な機能を利用するだけの場合には充分ですが、ファーストコピータイムなどは他機種に比べてやや劣るため、今回は4位と位置づけました。
▼京セラ「TASKalfa2460ci」のスペック
印刷速度 | 24枚/分 | 中古価格(目安) | 150,000円~ |
対応サイズ | A3 | カラー印刷 | 〇 |
ファーストコピータイム | モノクロ7.6秒以下 カラー9.8秒以下 |
MAC対応 | 〇 |
発売時期 | 2017年11月 | 総合評価 | ★★★☆☆ |
出典:東芝テック
東芝の「e-STUDIO 3555c」は、特殊な用紙への印刷や部門登録機能などの多彩な機能を備えている機種です。
光沢耐水紙などの様々な用紙に対応していることが特徴で、名刺やPOP・広告などを自社で簡単に作成できます。
また、機器本体に最大1,000件の部門登録ができるので、部門ごとの印刷枚数を確認したり、印刷枚数を制限したりすることも可能です。
価格もこれまで紹介した機種の中では最も安く販売されている傾向がありますが(中古機種は状態などによっても大幅に異なります)、発売時期が2013年と古く、機器の状態によってはトラブルの頻度が高い可能性があるため、長期利用にはあまり向いていないと言えるでしょう。
▼東芝「e-STUDIO 3555c」のスペック
印刷速度 | 35枚/分 | 中古価格(目安) | 70,000円~ |
対応サイズ | A3 | カラー印刷 | 〇 |
ファーストコピータイム | モノクロ6.4秒 フルカラー8.1秒 |
MAC対応 | 〇 |
発売時期 | 2013年2月 | 総合評価 | ★★★☆☆ |
ここまで、中古のコピー機・複合機の「おすすめランキングBEST5」を紹介しましたが、実際に中古のコピー機を選ぶ際に、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?
以下より詳しくお伝えします。
中古のコピー機・複合機を選ぶ際の注意点は以下の3つです。
中古のコピー機・複合機を選ぶ際は、業務に必要な機能を備えているか?を事前に確認することが大切です。
確認事項を以下のリストにまとめました。
コピー機の価格は印刷速度によって大きく変動しますが、価格を重視するあまり印刷速度が自社に合っていない速度の機種を選ぶと、業務効率を低下させてしまう恐れがあります。
例えば、1ヶ月あたりの印刷枚数が1,000枚以下なら20枚/機、5,000枚程度なら25~35枚/分が目安です。
スペックが自社に合わず、買い替えることになってしまうと、結果的に余分なコストが掛かってしまうため、慎重に検討しましょう。
中古のコピー機・複合機を導入する際は、機器の発売時期が古すぎないか?を確認しましょう。
あまりにも古い機種は、修理の際に必要な部品の生産が終了してしまっており、完全な修理ができない場合があります。発売時期にも注目しつつ、自社に合った中古機器を選びましょう。
中古のコピー機・複合機を購入する販売店・代理店のサポートが充実しているか?を確認することも非常に重要です。
中古機器は、新品の機種に比べて故障頻度やトラブルが起こる頻度が高いため、コピー機が利用できないダウンタイムが発生することも少なくありません。
すぐにサポートをしてくれない代理店・販売店を選んでしまうと、1~2日などの長時間、コピー機が利用できないケースもあります。
そのような事態を避けるためにも、事前に代理店・販売店のサポート内容について念入りに確認しましょう。
「価格を重視するなら中古のコピー機・複合機」と思っている方も多いですが、実はメーカーや機種、状態によっては、京セラの新品とそれほど変わらないことがあります。
もちろん、多少は中古機器の方が安いですが、京セラは価格にこだわっているメーカーなので、新品でもかなり安い価格でコピー機本体を販売しています。
さらに、月間の印刷枚数や保守拠点からの距離など、幾つかの条件をクリアする必要はありますが、京セラではカウンター料金では最安値とも言える「モノクロ0.6円、カラー6円」で契約できるケースがあるため、毎月のランニングコストは中古機器よりも圧倒的に安くなります。
例えば、毎月モノクロ3,000枚、カラー1,000枚印刷する場合、中古機器と京セラの新機種のコピー機を比較すると以下のような計算になります。
≪中古機器のコスト計算例≫
中古機器本体価格(25枚/分):100,000円
印刷単価:モノクロ3円、カラー25円
基本料金:5,000円/月
1カ月のコスト:基本料金5,000円+印刷単価(9,000円+25,000円)=39,000円
初期コスト:本体価格100,000円+39,000円=139,000円
6年間利用した場合:初期コスト139,000円+(39,000×71ヶ月)=2,908,000円
≪京セラの新機種のコスト計算例≫
京セラ新機種本体価格(25枚/分):600,000円
印刷単価:モノクロ0.7円、カラー7円
月額リース(6年):9,000円/月
1カ月のコスト:月額リース料9,000円+印刷単価(2,100円+7,000円)=18,100円
6年間利用した場合:18,100円×72カ月=1,303,200円
上記の計算例を見てみると、印刷枚数が多く、かつ長期間で利用する場合には、京セラの新品をリースで導入した方がお得になることが分かります。
印刷枚数が4,000枚以上など、印刷量がある程度多く、5~6年などの長期利用を見据えて導入する場合には、新機種をリースで導入する方がおすすめです。
以下の関連記事で、中古のコピー機・複合機の5つのメリット・デメリットを紹介しているので、気になる方は是非見てみてください。
▼関連記事:中古のコピー機・複合機の5つのメリット・デメリット