【理想科学の業務用コピー機・複合機】価格の相場・保守・機能を解説

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理想科学の業務用複合機・コピー機

 

理想科学

出典:理想科学工業

 

理想科学は、日本を代表する印刷機材メーカーで、コピー機やプリンターメーカとは少し異なる立ち位置の印刷機器メーカーとして知られています。

今回の記事では、理想科学のコピー機(複合機)について解説します。

 

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理想科学の歴史・販売戦略など

理想科学は、1946年に東京都世田谷区で発祥した謄写印刷を生業とした「理想社」を源流とする企業です。その後は、謄写版「RISOグラフ」や「RISOファックス」などを発売し、印刷関連業で成長を遂げています。

家庭用製品としては、1977年頃に発売された「プリントゴッコ(プリントゴッコB6)」が大ヒットし、家庭での印刷を簡単に行える手軽さから、35年にわたって親しまれました(2012年販売終了)。

ここまでを見ても分かる通り、理想科学の特徴は、業態を大きく変更することなく「印刷機」に特化したメーカーとして成長を続けている点が挙げられます。

1980年代からはリソグラフなど、現在まで続くヒット商品の原型を完成させ、一体型自動印刷機メーカーとしての地位を築きました。

製品的な位置づけは「高速カラープリンター」などとの表現を用いており、コピー機の特徴であるトナーを使用しないインク方式での印刷を得意としています。

 

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理想科学のコピー機の特徴

理想科学の製品的な特徴として、一般的なコピー機などと異なるインク方式を採用している点が挙げられます。

正確にはプリンターまたは印刷機と呼ばれますが、業務用コピー機とほぼ同等のスペックを持っています。以下、簡単に紹介します。

 

強み

チラシなど同一内容の資料を短時間で大量に印刷する場合、一般的なコピー機よりも早く印刷できることが最大の強みです。

同社の主力製品である「ORPHIS(オルフィス)」などは、ハイボリュームプリントに対応しており、なかでも同社最上位クラスの「オルフィスGD9630プレミアム」は、世界最速160枚/分の印刷を可能としています。

例えば、A4カラー印刷(片面印刷)を1,000枚行う場合、一般的な40枚機(40ppm)のカラープリンターなどでは約25分の印刷時間を要しますが、オルフィスであれば約6分程度で印刷が完了します。

 

弱み

同一画像をすばやく・大量に印刷することを得意としている反面、異なる画像を印刷する場合は、版を作り直すなどの工程が発生するため、印刷にかかる時間と印刷コストが上がってしまいます。

これは大きな弱みと言えるでしょう。

また、一般的なコピー機に比べると「印刷(プリント)」に特化した機器であるため、コピー画質などは相応な画質です。

価格相場

現在、コピー機のカウンター料金の相場は、モノクロ1円/枚~、カラー10円/枚~が一般的です。また、プリンターなどの印刷にかかるページ単価は、メーカー公称値で、カラーは約12円/枚、モノクロが3円/枚となっています。

今回の記事で紹介している「オルフィス」は、カラー印刷は1.44円/枚、モノクロ印刷は0.50円/枚(ともにメーカー公称値)となっており、大量に印刷を行う現場では、業務用コピー機で印刷するよりも圧倒的な印刷コストの削減効果を期待できます。

 

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理想科学導入事例紹介

理想科学では、自社の導入事例を紹介しています。印刷機だけに、その他のコピー機メーカーと比べると、ITソリューション系は少ないものの、「印刷作業時間の軽減」「低コストによるカラー化」などをメインに紹介しています。

▼業種別の導入事例(一部)

  • 物流・流通・サービス:大和システム開発株式会社:帳票印刷のコストと印字速度の改善
  • 物流・流通・サービス:カインズ商配株式会社:納品伝票の高速化による出荷作業の改善
  • 製造:江別王子紙業株式会社:製品ラベルのカラープリント化。ロール紙の負担から解放。年間1,000万円のコスト削減
  • 医療:千葉徳洲会病院:印刷作業の負担提言。ドクターによるセミナーや告知チラシなど毎月4万~6万枚の印刷
  • 学校:学校法人 神村学園:低コストによる教材のカラープリント化を実現

出典:理想科学「導入事例」

 

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理想科学導入に向いている企業

こちらでは理想科学製品の導入に向いている企業を2点紹介します。

 

1、広告・チラシなどの大量印刷を行う

チラシなどの大量印刷を行う現場では、月間の印刷枚数は数万枚にも及びます。コピー機での印刷も可能ですが、圧倒的に低コストかつ短時間で印刷できるのは「印刷機」であるオルフィスだけでしょう。

すでにコピー機を導入している現場などでは、大量印刷用のセカンド機(負荷分散機)としても使用できるため、印刷環境の改善に役立ちます。

 

2、帳票など決まった書式を印刷する環境

帳票など、決まった書式を大量に印刷する現場でも、印刷機であるオルフィスは役立ちます。レーザープリンターやコピー機などでは、出力までに時間の掛かるウォームアップタイムが気になりますが、印刷機であれば時間を気にすることなく大量の印刷を短時間で行えます。

 

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理想科学導入に向いていない企業

ここからは、理想科学の製品導入に不向きな企業を紹介します。

1、印字品質・コピー画質にこだわる

印字品質やコピー画質に拘りがある場合、理想科学の製品導入は、やや不向きと言えるでしょう。

一般的に印刷機に分類される理想科学の製品は、版を再利用する方法で「同一内容の書式」を大量に印刷しています。そのため、初期に印刷したロットと後半のロットでは、微妙な差異が出ることが考えられます。

また、オルフィスに搭載されているスキャナ自体も、大手コピー機メーカーに比べるとスペック面では劣ります。正確なコピーを行う必要がある建築などの現場には不向きと言えそうです。

 

2、手狭なオフィス環境

理想科学のオルフィスは、本体が大きく一般的なコピー機と同等かそれ以上の大きさです。個人事業主やSOHOなどでは、スペース的な点において設置に向いているとは言えません。

個人事業主やSOHOなどの環境下で大量印刷を行う場合は、自社で機器を揃えるのではなく、オンデマンドなどの外部発注を行った方がコスト的なメリットを出せるでしょう。

個人事業主やSOHOからは、コスパに優れ、かつ設置面積もあまり必要としないシャープや京セラの複合機が人気です。

シャープの特徴のページ
京セラの特徴のページ

 

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まとめ

今回の記事では理想科学の歴史やコピー機について紹介しました。記事の内容をまとめると以下の通りです。

  • 理想科学は日本の印刷機器メーカー
  • キヤノンやリコーなどとは異なり、コピー機ではなく「印刷機」に近い製品を製造販売している
  • 印刷機の特徴を持っているため、印字速度は非常に高速。160枚機などもラインアップとして保有している
  • ランニングコストは非常に安価。連続印刷時に限るものの、カラー印刷は1.44円/枚、モノクロ印刷は0.50円/枚と、コピー機のコストとは比較にならないほど安い
  • 印字品質などはコピー機と比べると「そこそこ」
  • 超大量の印刷を短時間で行わなければならない現場では向いている
  • 印刷コストを大幅に下げたい現場に向いている
  • 印字品質にこだわりのある現場には不向き