本記事では、2024年7月・8月発売、キヤノンのリフレッシュド機「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」の価格相場やリース料金相場、カウンター料金相場について紹介します。
あわせて、キヤノンのリフレッシュド機「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」の特徴や基本スペックも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、再生機について詳しく知りたい方は「再生複合機(リユース機)は安いのか?メリットやデメリットを解説」記事もご参照ください!
目次
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」はオープン価格製品で、実際の価格は代理店・販売店によって設定されます。そのため、参考として一般的な30枚機と50枚機の本体価格を紹介します。
▼一般的な本体価格相場
30枚機 | 50枚機 | |
本体価格相場 | 約99万円 | 約150万円 |
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」は再生複合機であるため、一般的な新品コピー機の本体相場と比べて安価になります。
▼一般的なリース料金相場(5年)
30枚機 | 50枚機 | |
リース料金相場 | 16,300円/月 | 23,000円/月 |
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」はオープン価格となっているため、参考として一般的な30枚機のリース料金を紹介します。
30枚機のリース料金は、月間印刷枚数3,000~6,000枚を想定した場合、一般的に月額12,000円~18,000円程度が相場です。
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」は再生複合機のため、新品コピー機と比べて安価なリース料金になる傾向にあります。実際のリース料金を知りたい方はお問い合わせください。
▼キヤノンのカウンター料金相場
カラー | モノクロ | |
新品コピー機の場合 | 12円/枚~ | 1.2円/枚~ |
iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG | 25円~40円/枚程度 | 2.0~4.0円/枚程度 |
表からもわかるとおり、再生複合機の「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」は、新品コピー機と比べてカウンター料金が高く設定されています。これは、故障や不具合のリスクが新品コピー機より高いためです。
本体価格は新品より安価ですが、カウンター料金が新品の2~4倍になるため、印刷枚数の多い企業に再生複合機は適していません。月間印刷枚数が1,000枚を超える場合は、新品コピー機の導入をおすすめします。
iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RGの機種の特徴をご紹介します。
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」は、90%を超える部品リユース率を実現した環境特化型モデルの再生複合機です。製造過程における環境負荷を軽減し、持続可能な製品としての価値を提供しています。
製品開発時に複合機本体の「骨格部分を統一化」することで、同一クラスの異なる機種間でも部品を活用できます。また、データに基づく「部品の再使用可否」の自動判定システムにより、再使用可能な部品をさらに増やしています。
回収された製品は部品レベルまで分解され、洗浄・清掃後、厳密な再生基準に従って部品を再使用します。そのため、新品のコピー機と同等の品質と信頼性を実現しています。
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」は、10.1インチの大画面タッチパネルを搭載し、直感的な操作を実現しています。タッチパネルはスマートフォンと同様の操作感で、フリック、ピンチイン・ピンチアウト、長押しに対応し、機能選択や設定変更が簡単に行なえます。
印刷・送受信の状況、トナー・メモリー残量の確認に加え、エラーやメンテナンス情報も表示。機器の状態を一目で把握でき、ユーザーが迅速に対応できるようになっています。
原稿台でのスキャン時には、警告音とタッチパネル上のメッセージで原稿の取り忘れを通知し、情報漏えいのリスクを防止します。
「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG」は、自動引き込みアシスト機能を搭載した新機構カセットを採用しています。引き込みアシスト機構により、用紙交換時のカセットの開閉がスムーズに行えます。ユーザーは手間をかけずに用紙を補充でき、作業の中断を最小限に抑えることができます。
さらに、手差しトレイには「用紙サイズ自動検知」機能を搭載しており、特殊用紙や少部数印刷時に操作パネルでのサイズ設定が不要になるため、作業効率が向上します。
iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RGCのうち、iR-ADV C3530F III-RGのスペックを紹介します。
▼iR-ADV C3530F III-RGの基本スペック表
機種名 | iR-ADV C3530F III-RG | 定価(税別) | オープン価格 |
発売日 | 2024年7月 | カラー・モノクロ | カラー |
最大原稿サイズ | A3 | 印刷速度(カラー) | 30枚/分 |
印刷速度(モノクロ) | 30枚/分 | コピー | 〇 |
プリント | 〇 | FAX | 〇 |
スキャン | 〇 | フィニッシャー | オプション |
自動両面 | 〇 | Mac対応 | 〇 |
メモリ・RAM | 3GB | HDD容量 | 250GB |
読込解像度 | 600×600 dpi | 書込み解像度 | 2400×600 dpi |
ウォームアップタイム | 10秒以下 | ファーストコピータイム | 5.9秒(モノクロ) 8.2秒(カラー) |
機械占有寸法(幅×奥行) | 894 × 736 mm | 重量 | 93kg |
C3530F III-RGはカラー・モノクロともに印刷速度が30枚/分であるのに対し、C5550F III-RGは50枚/分の高速印刷が可能です。そのため、C5550F III-RGは大量印刷を必要とするオフィスで特に効率的に活用できます。
ファーストコピータイムでは、C5550F III-RGはモノクロ3.5秒という高速性能を実現し、C3530F III-RGと比較して2秒以上早く印刷を開始できます。
スキャン機能においては、C3530F III-RGが両面反転スキャンで片面ずつ処理するのに対し、C5550F III-RGは両面同時スキャンにより1回の通過で両面を読み取れるため、より効率的な運用が可能です。
今回は、再生機「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RGC」の価格相場や特徴について解説しました。以下に今回の内容を簡単にまとめます。
再生機「iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RGC」は新品コピー機よりも本体は安価ですが、ランニングコストは高くなります。印刷枚数が多い事業所には、再生機より新品コピー機のほうがおすすめです!
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