Published at2021年12月15日
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業務用コピー機・複合機を導入する際に、リース審査に通らず、中古のコピー機・複合機を検討することもあるでしょう。また、導入コストを削減するために、あえて中古を選択しようと考えるケースも見られます。
ここでは、中古のコピー機を利用するメリット・デメリットをお伝えしながら、「どんな場合に中古が向いているのか?」を解説します。
まずは、中古のコピー機・複合機のメリット・デメリットをご覧下さい。
≪中古のコピー機・複合機のメリット≫
≪中古のコピー機・複合機のデメリット≫
ここからは、5つのメリット&5つのデメリットについて、1つずつ解説します。
中古のコピー機・複合機を導入する大きなメリットは価格の安さです。
機種によっては最新機器の10分の1程度の値段で購入できる場合もあるため、機器をコスト重視で選びたい場合は、中古のコピー機・複合機がおすすめです。
タイミングが合えば、状態が良好な比較的新しい機種を破格値で導入できる可能性もあります。
「最新機種ほど充実した性能は必要なく、コストを削れるなら少し古い機種でも良い」と思っている場合は、中古のコピー機を検討しても良いでしょう。
中古機器を買取で導入した場合は、機器の所有権が自社あるため、契約期間を気にすることなく、好きなタイミングで廃棄・売却することが可能です。
リースで導入する場合は、機器の所有権がリース会社にあるため、契約期間終了後に「機器を再リースする」「新しい機器をリースする」「機器を返却する」の3つしか選択肢がありません。
また、リースは一般的に5年~6年で契約しますが、契約すると原則として中途解約ができないため、自由なタイミングで機器を手放したい場合には不向きです。
5年以上使う見通しが立っていない場合は、買取で導入する方が良いでしょう。
リースの場合はコピー機・複合機を導入する前に与信審査に通る必要がありますが、中古機器は審査が必要ないため、導入しやすく、これもメリットの一つと言えます。
リースの与信審査では、会社の業績や業種、代表者の滞納歴の有無などが見られ、審査に通らないケースもあります。
特に、起業したばかりの個人事業主などは、経営年数が少ないため、審査に通りにくい傾向があります。
審査に通らなかった場合は、審査が不要な中古機器の購入を検討する方法も一つの選択肢として「あり」でしょう。
以下の記事で、リースの与信審査で見られる項目や通らなかった場合の対処法について紹介しているので、是非参考にしてください。
▼関連記事:リース与信審査で見られる5つの項目と通らなかった場合の対処法
中古のコピー機・複合機は、すでに代理店が在庫を抱えているため、最短2日で導入することも可能です。
コピー機・複合機が利用できなくなってしまうと、業務に支障が出ることが多いため「前に利用していた機器が故障してしまって、すぐにでも導入したい」という場合にもおすすめです。
なお、リースで導入する場合は、メーカーから取り寄せなければならないことが多く、最長で1カ月程度かかる場合もあります。
「すぐにコピー機・複合機を導入したいけど、短期利用で良い」という場合は、レンタルでの導入も検討してみましょう。レンタルについては、以下の関連記事でメリット・デメリットなどを紹介しています。
▼関連記事:コピー機・複合機のレンタルのメリット・デメリット
条件を満たしていれば、コピー機・複合機にかかる支払い総額が30万円未満の場合、経費として処理できるため、会計上で大きなメリットになります。
この条件とは「青色申告を行っている個人事業主」「資本金・出資額が1億円以下の法人」「従業員が1,000人以下の法人」等です。
経費として処理することができれば、減価償却の計算をしなければならなかったり、固定資産税を支払う必要があったり…等、煩雑な処理の手間が省けます。
必要な機能が揃っていれば、総額が30万円未満になる機種を選ぶと良いでしょう。
中古のコピー機・複合機は、一括での買取になり、リースのように5年間などの長期で分割して支払うことができないため、一時的なコスト負担が大きくなります。
機器導入の際に大きな金額を準備しなければならないため、金額によっては導入が難しい場合もあります。
コピー機・複合機はこれまでの利用頻度によって、修理が必要になる頻度が異なります。
例えば、累計印刷枚数が3万枚などの場合は、通常通り利用できることがほとんどですが、10~20万枚以上利用されていた場合は、利用し始めてすぐに修理が必要になったり、頻繁に修理しなければならなかったりする可能性が高い状態です。
導入する前の累計印刷枚数の確認は必須ですが、中古機器は耐久性に不安があるため、毎月の印刷枚数が多い場合は、耐久性の高い最新機種をリースで導入する方がおすすめです。
コピー機・複合機の部品は、販売終了から〇年間など、生産期間・保管期間が定められています。
そのため、期間を過ぎた中古機器を導入した場合は部品がなくて修理ができず、すぐに買い替えなければならないリスクがあります。
中古機器の導入コストは安いですが、買い替えると結果的にコストが大きくなってしまうため、中古のコピー機・複合機を選ぶ際には、生産年数を事前に確認するようにしましょう。
中古機器を取り扱う代理店によっては、コピー機・複合機の保守として主流となっているカウンター保守契約ができない場合もあります。
カウンター保守契約では「無料メンテナンス」や「無料トナー交換」などのサービスを受けられます。
しかし、他の保守契約では、修理の度に料金が必要になることもあり、特に中古機器の場合は修理の頻度も高くなるため、負担が大きくなります。
定期的に無料でメンテナンスしてくれる、またはカウンター保守契約を結べる代理店を選ぶと良いでしょう。
一例を挙げると、株式会社ビジョンが運営している『コピー機ドットコム』では、中古でも安心のメンテナンス体制を整えています。
最新機種が中古で流通していることは少ないため、新しい機能を搭載した機種を導入することは難しいと言えます。
最新機種は従来機種からかなりアップグレードされていることが多く、省エネ機能や印刷速度、高画質印刷など、様々な機能が向上しています。
長期的に利用する場合は、リースで最新機種を導入した方がコスト削減や業務効率向上につながる可能性もあります。
コピー機・複合機に搭載されている機能を確認し、利用目的や業務内容にあった機種を導入するようにしましょう。