Published at2021年11月10日
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コインベンダー式のコピー機・複合機をコンビニやシェアオフィスなどで見かけることも多いと思いますが、どのような仕組みで導入されているのでしょうか?
今回は、コインベンダー式コピー機・複合機の3つ導入方法や注意点をお伝えします。
目次
コインベンダー式複合機とは、特定の条件を満たした場合にのみ利用できる機器のことで、主に、コンビニやスーパー、図書館、学生寮・社員寮、コワーキングスペースなどに設置されています。
一般的なコピー機・複合機は、リース料金の他に、自社の社員が利用した分の費用がまとめて請求されるため、毎月の印刷枚数に大きな変化がない場合は、料金変動もほとんどありません。
しかし、不特定多数の人がコピー機を利用する場合は、一人ひとり個別に利用した枚数分だけ料金を請求する必要があり、費用の管理が大変です。
そのような場合に、コインベンダー式コピー機・複合機を導入すれば、機器を利用する前に、利用者自身がプリント料金を支払う運用ができるため、管理の手間を大幅に削減することができます。
特に、ここ数年は「シェアオフィス」「コワーキングスペース」「レンタルオフィス」などのフレキシブルオフィスが急激に増えており、それに伴い、コインベンダー式コピー機の需要も高まっています。
東京23区内のフレキシブルオフィスの拠点数
出典:XYMAX
コインベンダー式コピー機・複合機も、一般的な複合機と同様にメーカーや代理店と契約を結びます。
一般的なコピー機・複合機と異なる点として、導入方法によってはコピー機本体とカウンター保守料金に加えて、利用者課金型方式にするためのオプション費用が別途掛かることがが挙げられます。
以下より、具体的なコインベンダー式複合機の導入方法を紹介します。
一般的なコピー機・複合機に「コインベンダー」「ICカードリーダー」などのオプションをつけて、コインベンダー式複合機として導入する方法が一般的です。
オプションをつけることで、特定の条件(課金や登録ユーザーなど)を満たした人のみがコピー機を利用できる環境を整えられます。
コインベンダーオプションは、硬貨を入れることでコピー機を利用できるようにするオプションです。
コンビニや図書館などで利用されていることが多く、コピー機を利用する前に利用者がコピー機に金額を投入するので、別途請求する必要がない点がメリットとして挙げられます。
しかし、利用人数が多い場合には時間が掛かる他、釣り銭の用意や場所によっては両替機の設置も検討しなくてはならない等、デメリットも存在します。
ICカードオプションをつければ、個々のユーザーを認識し、条件を満たした特定のユーザーのみがコピー機を利用できるようになります。
一人一人の印刷枚数などをICカードで確認できるので、利用人数が多い場合でも管理に手間がかかりません。
有料会員のみが入れる専用スペースなどを用意してコピー機を設置することも、セルフサービス式コピー機・複合機を導入する一つの方法です。
スペースを用意して設置する場合は、上記で紹介したオプションをつける必要がないので、導入コストを抑えられます。
また、代理店と利用者(エンドユーザー)がカウンター保守を直接契約することもできるため、一切の管理を手放せることも嬉しいポイントです。
コインベンダー式複合機を導入する際に注意する点は以下の3つです。
コインベンダー式複合機は、不特定多数の人が利用するため、一般的な機器よりも情報漏洩やウイルス感染のリスクが高いと言えます。
自社で利用するコピー機とコインベンダー式複合機のインターネット回線を別にしたり、UTMなどのセキュリティ強化機器を導入したりなど、徹底したセキュリティ対策を実施することが重要です。
セキュリティ対策を強化していることを利用者にアピールすることで、より安心してコピー機を利用してもらえることにもつながります。
万が一、トラブルが発生した場合に備えて、履歴をしばらく残すように設定しておくと、誰がいつどんな文書を印刷したか?などを検索できるのでさらに安心です。
コインベンダー式複合機が、無線でのインターネット接続に対応している機種か?に注目することも大切なポイントです。
個人がパソコンを持ち込んで作業をするシェアオフィスなどで、コインベンダー式複合機を利用する場合は、パソコンから手軽にプリントアウトできる無線環境が必要になります。
逆に言えば、持ち込んだ資料のコピー用途のみで利用する場合は、有線接続でも問題ありません。利用目的に合わせて選びましょう。
コインベンダー式複合機に不具合が起きてしまった場合に、できるだけ早く対応してくれる代理店を選ぶことをおすすめします。
コピー機が利用できない状態が長引くと、シェアオフィスなどの評判にも影響が出てしまう可能性があります。
コピー機のトラブルが発生してから、1~2時間以内に修理を完了してくれる代理店・販売店を選ぶことがポイントです。
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