「再生複合機は新品同様なのに新品より安い」と言われます。本当でしょうか?
再生複合機には以下のような注意点があります。
安易に契約すると予想外の出費につながる恐れがあります。再生複合機の導入を検討されている方は、まずは当サイトの情報をご確認ください。
当サイトでは、コピー機・複合機の価格診断を無料で承っております。「現在のコスト見直し」や「不適切な商法から身を守る」ことにつながりますので、お気軽にご相談ください。
目次
再生複合機の価格は新品コピー機より安価です。導入を検討する際は、この価格差の理由を十分に考慮しましょう。
再生複合機とは、メーカーが使用済み複合機を回収し、新品同様に再生した製品です。メーカーが新品としての品質・信頼性を保証している点は、大きな安心材料でしょう。
再生複合機は部品単位まで分解・洗浄し、劣化した部品を交換しています。
80%以上の部品を再利用しており、ライフサイクル全体では大幅なCO2排出削減できます。
価格は中古品よりは高いですが、新品よりは安価です。
再生複合機は新品コピー機と比べて安価です。コスト削減を目指す企業にとっては、魅力的な選択肢でしょう。
ですが、2~3世代前の筐体を使用しているため最新機種に比べ性能は劣ります。本体価格だけではなく、電気代やカウンター料金などを比較して選ぶことをおすすめします。
再生複合機のカウンター料金は新品コピー機より高く設定されています。新品よりも不具合が起こる可能性が高いからです。
本体価格は安い反面、カウンター料金が新品の2倍~4倍かかるため印刷枚数が多い企業には向いていません。月間の印刷枚数が1000枚以上なら、新品コピー機の導入を検討してください。
再生複合機はリース契約できない場合もあります。リース契約できない場合は、購入やレンタルを検討しましょう。
リース、購入、レンタルの違いを表にまとめました。
▼リース、購入、レンタルの違い
リース | 一括購入 | レンタル | |
所有権 | リース会社 | 自社 | レンタル会社 |
審査 | あり | なし | なし |
途中解約 | 不可 | – | 可 |
リースが認められる場合もありますが、リース会社によっては再生複合機のリース契約を認めない場合もあります。一般的に中古の複合機・コピー機はリース対象外です。
再生複合機は「新品同様である」とメーカーは太鼓判を押しています。が、リース会社によって「新品かそれとも中古か」捉え方は異なります。
リース契約できない場合は、購入を検討する必要があります。
再生複合機を購入した場合、リースとは異なり、その所有権は購入者のものとなります。廃棄・売却・譲渡を自由に行えるメリットがありますが、減価償却の処理や固定資産税の支払いが必要となります。
本体価格は新品コピー機と比べて安いですが、総合的なコストを考えた上で購入してください。
リース契約が難しく、購入するのも厳しい場合は「コピー機のレンタル」を利用しましょう。レンタルなら即日利用でき、いつでも解約できます。
ただ、レンタルの場合、長期的にみるとリースや購入よりも割高になります。レンタルを選ぶ場合は、業者選びが胆。中には相場よりもかなり高い金額を提示してくるレンタルプリンター業者もいますので気を付けましょう。
レンタルを選ぶ場合は、カウンター料金をとられないトナー代&インク代コミの「定額制レンタルプリンター」が安心でお得です。月額利用料を払うだけ。印刷枚数が増えても、支払額は一緒!万が一不具合があれば、即、新しいプリンターと交換してくれます。
再生複合機を発売しているメーカーは、「富士フイルム(ゼロックス)」「キヤノン」「リコー」の3社です。名称はリコンディショニング機やリフレッシュドなど各社異なります。
機種名の末尾に「R」「RC」「RG」などの記号がついているのが再生複合機です。
メーカー名 | 名称 | 機種名末につく記号 |
富士フイルム(ゼロックス) | リコンディションモデル | R/RC |
キヤノン | リフレッシュド | RG/R |
リコー | リコンディショニング機 | RC |
2024年7月に発売された「ApeosPort-VII C R」シリーズは、2018年に発売された「ApeosPort-VII C」シリーズの再生機です。部品リユース率は最大84%で、製品ライフサイクル全体のCO2排出量を新品のものと比較して53%削減しています。
富士フイルムの再生複合機は、「ApeosPort-VII C R」シリーズ6機種と2022年9月に発売した「ApeosPort-VI C RC」シリーズ6機種の全12機種をラインナップしています。
キヤノンの再生複合機はRefreshedシリーズと呼ばれています。以前は型番末尾に「R」がついたスタンダードモデルを販売していました。
現在はさらにリユース率を高めた環境特化型モデル「RG」へと進化しています。
キヤノンの再生複合機は3機種ラインナップされています。
リコーの再生複合機「MP C RC」シリーズは2021年に発売されました。2016年発売の複合機を再生したもので、平均81%のリユース部品を使用して製造されています。
リコーの再生複合機は2機種ラインナップされています。
再生複合機は、コスト削減や環境への配慮を重視する企業にとって有効な選択肢となります。しかし、その選択にはメリットとデメリットが存在するため、導入前には十分な検討が必要です。
再生複合機の最大のメリットは本体価格の安さです。中古品と比較すると、メーカーによる保守サービスが受けられる点が大きな違いとなります。
メーカーが新品同様と評価しているため、安心して使用できるのも特徴です。さらに、リユース部品を多く使用しているため環境にやさしいという利点もあります。
現在販売されている再生複合機は、5年以上前に発売された機種を再生産したものです。そのため、最新技術を活用してDX化を進めたい企業には適していません。使用時の省エネ性能も最新機種に比べると見劣りします。
販売メーカーと種類が限られているため、希望の商品を見つけにくい状況です。新品のコピー機とは異なり、再生複合機はリース契約ができないケースがあります。
さらに、カウンター料金が高めに設定されていることも多いです。月間印刷枚数が1000枚を超えるような会社は、迷わず新品コピー機を選ぶことをおすすめします。
再生複合機は導入コストが安くなるものの、ランニングコストを考慮するとお得とはいえません。
ライフサイクル全体では大幅なCO2排出削減ができるため環境に優しい一方、使用段階の省エネ性能は新品の現行機種のほうが優れています。
このように、再生複合機にはメリットとデメリットがあります。自社のニーズや予算に応じて慎重に選択することが重要です。
「複合機のリース費用を安くしたい」「複合機のリースで損をしたくない」とお考えのお客様は、ぜひ一度当サイトへお問い合わせください。
最後に当サイト「コピー機価格診断ドットコム」もご紹介します。コピー機価格診断ドットコムでは、現在契約している複合機のコスト(月額リース料、カウンター料金 など)や、他社で取得した見積価格・内容が適切か診断いたします。
そのうえでお客様がご希望される場合、現在の複合機もしくは他社見積額よりも安い見積書をお届けします。
なお、他社見積書をご提示いただき「他社見積書のほうが安い」と判断した場合は、当サイトからお見積をお送りすることはございません。他社様とのご契約をおすすめします。
また、お客様の許可なく販売店にお客様の連絡先(電話番号、メールアドレス)を伝えることはございませんので、販売店からしつこい営業を受ける心配はありません。
もちろん、利用料は無料です!
当サイトのサービス内容については「コピー機価格診断ドットコムとは?【他社より安い見積提供&コスト見直しの無料相談】」記事もご参照ください。