【プリンターもリースは可能?】コスト的に割高!業務用コピー機の方が良い5つの理由

Published at2021年11月22日

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プリンターもリースは可能?

 

富士フイルムプリンター

出典:富士フイルムビジネスイノベーション

 

大型の業務用コピー機・複合機ではなく、プリンターをでリースすることは可能なのでしょうか?

今回は、プリンターをリースすることは可能なのか?についてや、プリンターより業務用コピー機・複合機を選んだ方が良い理由、価格を重視したい場合におすすめのコピー機メーカー、リース与信審査に通らなかった場合の選択肢などについてお伝えします。

 

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プリンターもリースすることは可能

結論から先に述べると、プリンターも業務用コピー機・複合機と同じくリース契約をすることは可能です

しかし、リースは経営状況などを審査したうえで結ぶ法人向けの契約なので、個人でリースしたい場合は個人事業主になる等、個人で起業していなければなりません

さらに、リースの与信審査に通るためには、「事業を始めて3年以上経過している」「黒字経営を維持している」など、リース契約期間中に経営が破綻しないことを証明することを必要とされるケースが大半です。

よって、起業したばかりで経営歴が浅い場合や経営状況が良好ではない場合は、リースの与信審査に落ちてしまうことがあります。

審査に不安がある場合は、数年後を見越した事業計画などを作成し、これから利益を安定させられることをアピールできれば、リース審査に通る可能性が高まるでしょう。

 

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そもそも、印刷を主な目的とした機器をリースで導入する場合、プリンターとコピー機・複合機では、どちらが良いのでしょうか?

 

プリンターよりコピー機・複合機をリースする方が良い5つの理由

こちらも結論から申し上げますと、プリンターよりもコピー機・複合機をリースする方が良いと言えます。

以下より、詳しい理由を解説します。

 

  1. A3など様々な用紙サイズに対応
  2. FAXやスキャン機能を利用できる
  3. 業務の効率化に貢献
  4. 保守体制が整っており迅速に対応してくれる
  5. プリンターをリースすると割高

 

①A3など様々な用紙サイズに対応

プリンターは、最大A4サイズまでしか印刷できない機種が多いですが、コピー機・複合機なら最大A3サイズまで印刷することが可能です。

A3サイズに対応していれば、ポップやパンフレットの制作はもちろん、図面や資料などの細かな文字が見にくい時でも大きく印刷でき、業務の幅が広がります。

また、BtoBの場合は、相手方がA3サイズを利用しているケースも考えられ、業務上で必要になることがあります。

 

②FAXやスキャン機能を利用できる

コピー機・複合機には、FAXやスキャンなどの機能が集約されているため、1台導入すれば幅広い業務に対応できます。

プリンターでも機種によって、FAX機能などは搭載されていますが、もし、FAX機能を搭載していないプリンターを導入した場合は、FAX業務をするために別途FAX機などを用意する必要があります。

業務用のコピー機・複合機であれば、FAXやスキャンは標準で搭載されている機種が多いため、無駄なコストが掛かりません。

また、利用中のプリンターが複数台ある場合などは、業務用の複合機1台に集約することで、コスト削減に繋がる可能性があります。

 

③業務の効率化に貢献

コピー機・複合機は、プリンターと比べて用紙セット容量が多く、さらに印刷スピードが速い機種が多いなど、業務の効率化に役立つ機能が充実しています。

大量に印刷する場合でも、用紙交換の手間が掛からないうえに、40~50枚/分などの高速印刷に対応した機種もあり、用途によって最適な機種を選ぶことができます。

しかし、印刷速度が速いほど、リース料金は高額になるため、毎月の印刷枚数が500~3,000枚などあまり多くない場合は、20~30枚/分のコピー機・複合機を検討すると良いでしょう。

 

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④保守体制が整っており迅速に対応してくれる

プリンターの保守は、ほとんどの場合がメーカー保証で、別途トナー代が掛かりますが、複合機の保守ではトナー代やメンテナンス代が無料になるカウンター保守契約を結ぶことができます。

カウンター保守とは、モノクロ1.0円/枚・カラー15円/枚など、あらかじめ印刷単価が決められていることが特徴で、印刷枚数によって請求額が変動する保守契約です。

印刷した分だけ料金が請求される一方で、修理代やメンテナンス費用は掛からないため、コスト管理がしやすく、契約時の交渉次第では、カウンター料金(印刷単価)を安くできる可能性もあります。

また、コピー機・複合機を導入する際に、会社近くの代理店・販売店とカウンター保守契約を結べば、修理依頼に迅速に対応してくれることも強みです。

プリンターのメーカー保証の場合は、訪問対応をしてくれることもありますが、故障したプリンター本体をメーカーに送って、代替機を配送してもらうなど、使えるようにまで数日掛かるケースもあります。

 

関連記事:カウンター保守契約を安く契約する2つの方法

コピー機・複合機のカウンター料金相場はカラー12円・モノクロ1.2円

 

⑤プリンターをリースすると割高

プリンターをリースで導入する場合、高額なリース手数料を支払う必要があるため、コストが割高になってしまうデメリットがあります。

リース料金は、プリンターにかかる費用にリース料率(利息)を加算して計算するので、リース料率が高ければ高いほど、総支払額も高額になります。

本体価格が50,000円のプリンターを5年リースした場合の総支払額の計算例は以下の通りです。

 

≪計算例≫

50,000円×リース料率3%=1,500円(月額リース料金)

1,500円×60カ月=90,000円(総支払額)

 

買取で導入する場合は総支払額が50,000円なのに対して、リースで導入する場合には利息も含めて90,000円も支払う必要があり、結果的に40,000円の損失が出ることが分かります。

月額料金は1,500円と安いですが、総支払額が大きくなるので、価格を重視したい方にはおすすめできません。

さらに、保守契約内容によっては、トナーを別途購入する必要があるため、リース料とは別にトナー代も負担することになります。

様々な費用を考慮すると、プリンターをリースしても割高になるので、買ってしまう or 機能が充実している安い複合機をリースで導入する方がお得だと言えます。

 

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ここからは、コストを重視する方におすすめのコピー機メーカーを紹介します。

 

価格重視におすすめのコピー機メーカー2社

安さ重視の方におすすめのコピー機メーカーは、以下の2社です。

 

  • 京セラ
  • シャープ

 

京セラ

業界トップクラスの安さを誇る京セラでは、一般的なカウンター料金の相場が「モノクロ1.0~3.0円/枚、カラー10~20円/枚」のところを、「モノクロ0.6円/枚・カラー6円/枚」などの格安料金で契約することができます。

安さの秘密は「長寿命&高耐久ドラムの搭載」と「カウンター料金の安さ」です。

ドラムとは、複合機に欠かせない部品の一つで、摩擦などで消耗されてしまうため、定期的なメンテナンス・交換が必要になる部品です。

しかし、京セラのドラムは機械寿命に匹敵するほどの長寿命かつ高耐久ドラムを採用しているため、リース期間が終わるまで、1度も交換する必要がない場合がほとんどです。

カウンター料金には、複合機の修理代・部品交換代なども含まれているため、このドラムのおかげで低価格を実現しているとも言えます。

 

シャープ

シャープは、キヤノンやリコー、富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)と比較をすると、コピー機・複合機本体価格を大幅に値下げしてくれるため、かなり安く導入できるケースが多いメーカーです。

京セラほどカウンター料金を安くすることは難しいですが、本体のリース料金に関しては大幅に値下げ交渉ができる可能性があるので「相見積もりをとる」「相場を把握しておく」など、あらかじめ値下げ交渉に効果的な準備をしておきましょう。

なお、リース料金を安くする方法については以下の記事で詳しく紹介しているので、是非チェックしてください。

 

関連記事:コピー機・複合機のリース料金を安くする5つの方法と注意点

コピー機・複合機の見積もりを安くする方法7選

 

安いメーカーを選べば、カウンター料金などのランニングコストも安いので、価格を重視したい場合には「京セラ」か「シャープ」を選ぶことをおすすめします。

 

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リース与信審査に通らなかった場合はレンタルという選択肢も

「リースで導入したいけど審査に通らなかった」「起業直後でリース審査に通るか不安がある」などの場合には、コピー機・複合機をレンタルで導入する方法もおすすめです。

レンタルのメリットは以下の3点です。

 

≪レンタルのメリット≫

  • 審査がなく機器を導入するハードルが低い
  • いつでも契約解除できる
  • カウンター料金0円で利用できるレンタル会社もある

 

レンタルの場合は、基本的に審査がないので、個人や個人事業主、起業したばかりの会社でも簡単にコピー機・複合機を導入することができます。

また、リースでは5年などの契約期間が設けられており、途中で解約することは原則できませんが、レンタルはいつでも解約が可能(レンタル会社が設定している最低利用期間はあります=最低期間に満たない場合は解約手数料が掛かります)なので、翌年以降の経営状況が分からない場合でも安心です。

このように多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。

たとえば、印刷の度に掛かるカウンター料金はリースで導入するよりも高額に設定されていることがほとんどです。

 

レンタルはリースと比較すると、長く利用すればするほどコストが割高になってしまいます。

起業したばかりの場合は、以下のような流れでコピー機・複合機を導入すると良いでしょう。

 

≪おすすめのコピー機・複合機の導入の流れ≫

  1. 起業直後はレンタルでコピー機・複合機を導入(数カ月~1年契約)
  2. 経営が安定してきた、もしくは具体的な事業計画が立てられたら、新しいコピー機・複合機をリースで導入する(5年契約)

 

他にも、コピー機・複合機をイベント・セミナーで1~3日程度利用する場合や、現場事務所で短期的に利用する場合は、レンタルでの導入が向いています。

 

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まとめ

  • プリンターでもリース契約は可能(個人の場合は、個人事業主などであれば可)
  • ただし、リースをするならプリンターより業務用コピー機・複合機の方がおすすめ
  • その理由は「様々な用紙サイズに対応」「FAXやスキャン機能を利用できる」「業務の効率化に貢献する」「保守が充実している」「プリンターをリースすると割高になる」の5つ
  • 安さに定評のあるコピー機・複合機メーカーは「京セラ」「シャープ」
  • リースの与信審査に通らなかった場合はレンタルでの導入がおすすめ!

 

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