Published at2021年11月15日
Updated at
本記事では、2025年2月にリコーと東芝テックが設立した「ETRIA(エトリア)」への参画を発表した沖電気工業株式会社(OKI)の複合機事業の現状について紹介します。
また、OKIが展開する小型プリンターの基本スペック、価格、特徴についても解説していきますので、最後までお読みください。
目次
OKIはプリンター・複合機事業を幅広く展開してきましたが、ペーパーレス化の進展により、オフィス向けの低価格プリンター・複合機の収益性が低下し、その製造・販売を終了しました。
今後は、同社の強みである発光ダイオード(LED)技術を活用した小型プリンターやカラーラベルプリンターなど、収益性の高い商品に特化し事業展開していきます。
複合機などの開発および生産を行うエトリア株式会社(以下、ETRIA)に、沖電気工業(以下、OKI)が参画することが2025年2月13日に発表されました。
ETRIAは、リコーと東芝テックが2024年7月1日に設立した合弁会社で、OKIは3社目の参画企業です。
OKIは独自のLEDヘッドを搭載した電子写真式プリンタの開発実績があり、小型化と高精細化に強みを持っています。この参画により、ETRIAはOKIの優れたLEDヘッド技術を活用することが可能になります。
▼OKI小型プリンターの基本スペックと価格
商品名 | 用紙対応 | 印刷速度 | 本体価格(税抜) |
C941dn | A3ノビ | 50ページ/分 | 1,398,000円 |
C931dn | A3ノビ | 50ページ/分 | 898,000円 |
C911dn | A3ノビ | 50ページ/分 | 498,000円 |
C844dnw | A3対応 | 36ページ/分 | 248,000円 |
C835dnw/C835dnwt | A3対応 | 36ページ/分 | 178,000円/208,000円 |
C824dn | A3対応 | 26ページ/分 | オープン価格 |
C650dnw | A4 | 35ページ/分 | 178,000円 |
「MICROLINE VINCIシリーズ」(C941dn、C931dn、C911dn)は、厚紙や透明フィルムなどの多様な印刷用紙に対応しており、クリエイター向けに最適です。
一方、「COREFIDOシリーズ」(C844dnwなど)は、オフィス向けの高効率プリンターとして設計されています。優れた省エネルギー性能と高速印刷機能により、ビジネス環境における生産性の向上を実現します。
OKIは世界初の卓上型LEDプリンターを開発した実績があり、その独自のLED技術を進化させて「COREFIDOシリーズ」などのビジネスLEDプリンターを開発しました。
業界でも類を見ないサービスとして、購入後5年間の無償保証を提供しており、修理費とメンテナンス品費用が一切不要です。また、メンテナンス品も5年間無償で提供しています。
※長期無償サービスは購入製品により内容が異なります。
OKIのプリンターは、コピー機とは異なり「カウンター保守」ではありません。トナー(粉のインク)を購入し、印刷する家庭用プリンターと同様の仕組みです。
そのため、コピー機との比較は難しいものの、メーカー公称値でのランニングコスト(印刷価格)は、カラーが約11.6円、モノクロが約2.5円です。
本体価格はコピー機に比べると安いため、コピー機と比較検討する際は、5年間使用時のトータルコストなどで比較することをお勧めします。
OKI製品の特長である「コスト」「印字品質」などから、導入に向いている企業はSOHO、中小企業など設置環境が手狭で、なおかつコピー機ほどのコストをかけたくない環境に適しています。
導入事例などでも、「会計士事務所」などが紹介されており、細かな文字印刷を必要とする環境から人気があります。
リプレース(機器の入れ替え)などを検討している際、既存機がゼロックスやキヤノンなどのコピー機の場合は、注意が必要です。
OKIプリンタ―はそもそも「複合機」ではないため、「スキャン」や「FAX」の機能は付随しません。また、コピー機業界では当たり前の「即日保守」などにも対応していません。
さらに、印刷濃度にかかわらずページ単価(〇円/枚)が固定されているコピー機とは異なり、印刷濃度が高ければ高いほどトナーを消費してしまうプリンターは、環境や使い方によっては印刷料金が「割高」になる場合もあります。
今回の記事では、OKIプリンタ―について解説しました。記事の内容をまとめると以下の通りです。